Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

サイエンスZERO シリーズ・ヒトの謎に迫る(07)「死と向き合う心」

これもかなり前に録画したのをPMPで見ました。


細胞が受けたダメージを判定して自死すると言われるんですが、具体的には何がどう判断するんでしょうねぇ。「図解雑学RNA」を読んだ時にも思ったんですけど、遺伝子を複製する時に正誤を判定して修復する機能があると書かれていて凄いなと思うと同時にこういう一般向けの書き方で終わらせられると詳しいことが何も分からないですよね。


本当に判定する主体があってテンプレートと参照して正誤を判断しているのか、アミノ酸同士の化学的な反応が正しく起きたかどうかで機械的に次の段階に進むことを観察者(研究者)判定と呼んでいるのか・・・とかミトコンドリアのATP反応とかでも細胞内からミトコンドリアに物質が運ばれると言うんですけど運ぶ主体が存在して選択的に必要な物質をミトコンドリア目指して運んでくるのかそれとも分子の泳動のように機械的な偶然の動きでやってきて反応したことを運ばれると言っているのか?とか。反応で生じるエネルギーって熱なの電気なの?とか、色々と疑問の方が増えます。


他にも触れて欲しかった点として遺伝子から死を司る部分を除去したらどうなるのか?体の一部分の細胞をそれによって大腸菌あるいはがん細胞のように死なない細胞にしたらどうなるのか、がん細胞のように増殖を続けてモンスターのような見かけになるのか?とか。普通考えつきそうな疑問にも触れて欲しかった・・・。