DPF-7002の基板の裏側、トランスの真上周辺には電磁波遮断のためか断熱のためか塩ビ板のような素材で裏打ちされたアルミのシールドがありました。
このシールドを基板全体を覆うようにしたら何か良い効果があるだろうか?と前から思ってました。
以前に一度、元のシールドが覆っていない部分を、ウレタンシート(100円ショップの備長炭シートから炭の層をはがした残り)にアルミテープを貼ったもので覆ったことがありました。両面テープで固定したもので、いつ脱落するか不安だったし基板の裏に突き出たパーツの足がウレタンシートを突き破ってアルミに接触して不要なショートをする可能性もあったのですぐに取り去りましたが、そのときの変化はボリュームを下げたかのように音がおとなしくなってしまうというものでした。
よく備長炭をケースの中に入れたり周辺に置くと音が小さくなるという話がありますが、これはきっと電導性のある備長炭がノイズの放射源になって本来の信号の流れを邪魔しているという悪影響が出ているんだと思います。
中途半端なアルミシールドももしかしたらそういうジャマーのような働きをしたかもしれません。本来のアルミシールドはアルミ部分がシャーシに接触してアースがシャーシに落ちるようになっていたので追加したアルミシールドと本来のアルミシールドをアルミテープでブリッジさせたりもしていましたし(^^;)
今回は厚さ0.4mmの透明なプラ板を基板と同じ大きさ(だいたい245x245mm)にしてそれにアルミテープを貼りました。ネジ位置に合わせて穴をあけてネジでとめられるようにしたのでしっかり固定できます。
ついでに水晶発振器とDACやCD用のICなどにfo.Qのテープを貼りました。
CD用のIC IC7:SONY CXA1571SやIC3:SONY CXD2545Qにはコンデンサを追加してみたかったんですが・・・CXD2545Qは100pin QFPで足が細すぎて半田づけできそうになかったので諦めました。途中の経路のコンデンサを変更または増量することを検討します。また、これの62pinがXTAIで水晶発振器の出力がここに入ります。
さて、アルミシールド拡張の影響ですが・・・良く分かりません。サラウンド臭さが減って音が前に出てきたような気もしますが、基本的にはSBD化&平滑コンデンサ倍増後の特徴が維持されていると思います。変な影響が出なくて良かったです。
現在聞いているのは
- アーティスト: Loreena Mckennitt
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- 発売日: 2012/08/27
- メディア: CD
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SBD化&平滑コンデンサ倍増後に気が付いたことですが、CDのトラッキング?の音が何だか大きくなりました。シュンシュンというかキュンキュンというか・・・良い意味に捉えれば力強くなった?感じですが・・・電源をいじるとピックアップに影響が出て微調整が必要になることがあるとどこかで見たことがあるので、大丈夫かな?とちょっと気になります。