Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

DPF-7002 コンデンサ交換 セラミック -> 積層セラミック


今回は、セラミックコンデンサの大半を積層セラミックコンデンサに交換、電源平滑用の大容量電解コンデンサにフィルムコンデンサをパラレル接続、オペアンプの電源供給端子にOS-CON追加を行いました。


セラミックコンデンサは50個以上あったので時間がかなりかかりました。また事前の調査に漏れがあり、101が若干足りず、また5pFの用意がありませんでした。それで101の一部を102で代用、5pFは33pFで代用しました。


フィルムコンデンサはニトムズの両面接着シートで基板裏側に固定して電解コンデンサの足に半田付け。OS-CONも基板裏に両面接着シートで固定してオペアンプ用ソケットの4、8ピンに半田付けしました。


さて、その結果は・・・CDが読めません(^^;)


焦りました。DACとしては使えてちゃんと音が出るのですが、音を評価するどころの話じゃありません。


半田付けのおかしい部分は無いか確認しましたが特に見つからず。ただ、パターンが浮いてしまっている箇所が新たに2箇所見つかりました。テスタで導通を調べると問題ないようなのでそのままにしましたが、気にはなっています。


CDを最初に読ませたとき、ゴ、ゴ、と妙な音がしたのでクロックが死んだかクロックの接続が切れたか?と思ったので調べました。導通には問題ないようです。良い機会ですから入出力の電圧を調べておきました。クロック基板への入力は10.8V。これは電源平滑用コンデンサの足から来ているものです。クロック基板からの出力は2.48-1.24がHI-LOWのようです。(追記:これは怪しいので真に受けないように!)またテスト用端子からは5.0Vきっかりで発振器には正確に5Vが供給されているようです。実はオシロスコープも中古で入手してあるのですが使い方が良く分からず(^^;)今回は使いませんでした。


仕方が無いので作業手順を遡って復元し始めました。オペアンプのOS-CONを外し、フィルムコンデンサを外し、101を102で代用した分を元のセラコン101に戻し・・・とやっていき、5pFのセラコンを戻したとき、ふと我に返って考えました。なんでわざわざ5pFなのか?これってもしかしてDCサーボ周りの定数に使われていたのでは?もしそうなら5pFを33pFに変えたのは致命的だったかも?で、5pFに戻しましたが・・・それでもCD読み込まず。

ここまでで徹夜になってしまったので、翌日、一応ピックアップを新品と交換してみましたが・・・やはりNO DISC。


CD関係の回路を破壊した可能性もあるのですが、その検証をするにはDPF-7002の作りは少々面倒です。CD関係のICのほとんどが基板裏にありますし・・・。正直なところ、私の手には負えない予感がしますが、もう少し足掻いてみようとは思います。


が・・・いっそのことこのDPF-7002は音は良いけど22bit96kHzどまりのDACとして実家で使うことにして、新たにDPF-7002を入手して改造し直すか・・・。それとも全く別の機種を購入していじるか・・・。しばらく頭を悩ましそうです。


今のところはPCでCDを取り込み、再生したものを受けるDACとして使用しています。


現在聞いているのは


Symphonies 1-10 / Das Lied Von Der Erde

Symphonies 1-10 / Das Lied Von Der Erde


マーラーは高校生の頃、一時期良く聴きました。特に好きではなかったのですが当時、マーラー生誕120年か何かでNHK-FMマーラーを頻繁に放送していたので。中高生の頃はラジオをよく聴いてました。


このBRILLIANTの15枚組みBOX SETはもとはDENONのものらしく1985年頃の録音ながら音質は良いそうです。実際、PCで再生させているものでも不満はありません。が・・・やっぱりDPF-7002でCD再生させるのと違うんじゃないか?と非常に悔やまれます。何故、積層セラミックに変えようなんて変な色気を出してしまったのか・・・。