Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

C-711MLTD改+DPF-7002改>CDP-555ESJ


どうやらスピンドル・モーターへの電源供給に使われるオペアンプがいかれたらしいところまで突き止めたものの放置してあったDPF-7002改を久しぶりに使いました。


ここしばらくは中古で手に入れたSONY CDP-555ESJをHA-1AやSRS-3030につないで聞いていたんですが、オーケストラなどで楽器の位置が分かりにくく定位に不満がありました。


で、今日HA-1Aの真空管の組み合わせをBOGEN 12AX7/ECC83、Philips ECG JAN 6189W、SOVTEK EL84Mにしたら、6189Wのせいだと思いますがホワイトノイズのレベルが一段下がったようにクリアになりました。早速聞いてみたんですが、CDP-555ESJだとスイトナー指揮のブラームス交響曲全集などがやっぱりどこで何が鳴っているか分かりにくくて・・・


そこでDPF-7002改をストックの状態から常用のラック位置に戻してC-711MLTD改のDACとしてHA-1Aにつなぎました。


C-711MLTD改は電源平滑コンデンサの容量倍増と整流ダイオードのSBD化、高精度クロックと直流安定化電源基板搭載。オペアンプDIPソケット化、デカップリング・コンデンサにフィルムコンデンサ並列増設などしてあります。


DPF-7002改は電源ケーブル変更、グランド強化、DAC周り電解コンデンサのOS-CON化、電源平滑コンデンサの容量倍増と整流ダイオードのSBD化、クロック用直流安定化電源基板搭載、オペアンプDIPソケット化、内部配線の線材改良、セラミックコンデンサ積層セラミックコンデンサに交換、DACチップの電源ピンにOS-CON増設などです。


CDドライブのモーターが回らなくなってしまっているのでDACとしてしか使えませんが(^^;)DACとしてはDAC専用機程度には強化されているものと思っています。


C-711MLTD改+DPF-7002改はCDP-555ESJに比べると明らかに音像定位、ディテール表現に勝り、そのため音場が立体的にイメージできます。比較的にもやもやした印象の録音の「プライベート・ライアン」サントラもC-711MLTD改+DPF-7002改だとそのオーケストレーションを全体的なアトモスフェアの表現だけでなく個々の楽器のパフォーマンスとして楽しめます。管楽器のタンギングも分かる部分もあるし。


ところでDPF-7002改をHA-1Aに繋ぐときに、コアに0.8mmの純銀 4N(99.997%)の単線を使ったオヤイデの映像用同軸ケーブルFTVS-480でできたRCAケーブルを使ったんですが、音が高音寄りで不自然なことに気が付きました。


これはヤフオクで購入したもので昨年中は結構喜んで使っていたものですが・・・最近は小沼電気で買ったケーブルで自作したコレットチャック付きRCAケーブルをCDP-555ESJとHA-1Aの接続に使っていたのでより豊かな中低域を楽しむのに慣れたせいか、我慢できませんでした。高域の伸びは良いと思うんですが。


小沼電気のケーブルは型番 P1-16、外径 8mm、3層シールド構造 高純度 99.999%_OFC、芯線 5N銅+銀メッキというやつです。これに換えると明らかに音が中低域にシフトしたように感じます。純銀同軸ケーブルの方はケーブル自体のインピーダンスが75Ω近辺のはずで高めなので当然といえば当然でしょう。小沼電気のケーブルはBELDENの8412に近いのではないかと思いますが、比較のため今度BELDEN 8412でRCAケーブルを作ろうと思います。


今年も何故か陽気が良くなってからオーディオ熱が高まってきたようで・・・。