Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

DACとしてのDPF-7002(改)


昨夜、色々見ていたらクロック用の自作電源基板に致命的な配線ミスを発見(^^;)直したらDPF-7002ではジーという音が全くしなくなりました。フィルムコン追加で抑えたC-711MLTD(改)よりも静で無音はほとんど無音にしか感じません。久しぶりのように思います。


また、ドライブがときどき勝手にカラカラ音を立てることが無くなりました。どんなミスだったかはあまりに恥ずかしくて口が裂けても言えません(笑)

追記:ドライブの独り言、消えたと思ったらまた再現しました・・・


しかし、この電源基板を乗せたのはCDが回らなくなった後のことなのでこの程度の修正くらいではCDPとしては復活できないのでした。


さて、ふとした興味でSONY CDP-555ESJ、ONKYO C-711MLTD(改)それぞれの光出力をDPF-7002(改)に送った場合、音に違いがあるか?と思って試したらONKYO C-711MLTD(改)の方が生々しい音に聞こえます。SONY CDP-555ESJの方は相対的に眠い音です。


これはもう安定化電源基板&三田の高精度クロックのせいと言うしかないかなと。ドライブメカの剛性、安定性はサファイア軸受けを使いステイブルロック機構があり、Gシャーシと同じ素材のGトレイを使ったCDP-555ESJの方が圧倒的に優れているはずです。


三田の高精度クロックは一説によれば、温度補償特性に優れているだけだということですが、それでも一般の発振子よりは精度が上であるのに違いありません。あとは安定化電源基板によって主基板上からクロックを遠ざけることとついでに(?)安定した電源をクロックに供給することが良い意味で大きく影響しているのか。


それにしても・・・C-711MLTD(改)->DPF-7002(改)->HA-1A->ER-4S、実に私好みの音です。昨夜C-711MLTD(改)のアナログ出力で聞いたばかりのバルビローリ&ハレ管のシベリウス、はぅ〜。これこれ。昨日のブログで書いたDPF-7002(改)のありし日の・・・楽器の材質というか・・・楽器の音というのは楽器自体の振動も含んでいるんだとまざまざと感じるような。指揮をするバルビローリの唸りも含めて(^^;)残響は少なめです。


例えて言うとC-711MLTD(改)のアナログ出力は楽器から空中に発せられた音波はよく聞こえてもその響きに覆われて楽器が良く見えてこないような。これはもうDACSN比の違いなのかな?とするとCDP-555ESJのアナログ出力でもかなわないかも。


DPF-7002(改)ってコンデンサは結局、DAC周辺をOS-CONで固めただけで他はあまり評判の良くない東信工業の低ESR品と積層セラミックコンデンサに変えただけなんですが。電源平滑コンも日ケミの汎用品KMG 16V6800μF*4ですし。


オーディオ用コンデンサに換えた方が良いのかなぁ、でも今の音が好きなのでいじってはいけない気もするし・・・。C-711MLTD(改)はここ最近、アナログ出力を強化してBB OPA627BPやブラックゲートまで使ったのに、結局OS-CONだらけのDPF-7002(改)の方が私の好みだったのかな。それともC-711MLTD(改)はエージングでもっと良くなるのか・・・?