BLUE GENDER THE WARRIOR （劇場版「ブルージェンダー」）

http://www.anime-int.com/works/bluegender/movie/

多くのTVアニメの総集編的な劇場版と同じく無理な編集でわけの分からないものになってます(^^;)大畑晃一が監督したにしてはバッドテイスト（笑）に欠けてますし、地上編でも宇宙編でもマリーンと祐司の繋がりを浅いものにしてしまったので後半はもうしっちゃかめっちゃか。戦闘シーンだけ見せたかったみたいですね。タイトルもそれっぽいので意図は分かりますが・・・。

ただ、スリーパーの中のB型遺伝子の説明も省いてプロフェシー症候群に置き換えてしまったために、最後の祐司の覚醒も意味不明になってます。

細かいところで言うと現在GyaOで配信中の1-13話のうちで印象的だったユンという少女の最期のシーンも無いし、ハンの狂気も無し。ハンの声優を何で変えちゃったんですかねぇ。TVオンエアの花田光の方が絶対に良かったし、変えたにしてもあんな風に邪悪な感じの演技にさせなくても良かったろうに。

宇宙港を舞台にした第10-11話は前半の山場で全体に出来が良かったのでこれを短くするだけで良かったのに、祐司のサポーター・オートマトンを使った活躍シーンも奪ったうえに第09話の「トレマーズ」の親玉みたいなバグとの対決シーンに置き換えてしかもマリーンに助けさせるという展開にして・・・私には色々と理解不能です。

新規カットも結局、睡眠設備から目覚めた冒頭の祐司が髪が長いバージョンに置き換えただけのシーンにかなり費やされたようで無駄な労力だったとしか思えないし・・・そんなところに予算使うなら他にやりようがあったんじゃないか？と。

セカンドアースの中で祐司の姿を追い求めるマリーンの涙ぐましい努力もバッサリとカットだし、非常に不満です。

BLUE GENDER THE WARRIOR [DVD]