Gyaoで見ました。最近はGyaoにも良い映画が出てきますね。
Gyao配信だからということで(^^;)あまり期待しないで見たんですが、戦争映画としてかなり良かったです。ベトナム戦争で航空騎兵隊、「地獄の黙示録」でお馴染みのヘリで強襲する部隊が北ベトナム人民軍と戦う話です。実話に基づいている点、3日間の交戦の間に小隊が孤立した上に大隊全体が包囲殲滅の危険に晒された点など「ブラックホーク・ダウン」が気にいっている人にはオススメできます。
冒頭、フランス軍部隊が待ち伏せにあって全滅しますが、戦闘はその同じ場所イア・ドランの渓谷で発生します。主役のメル・ギブソン演じる第7航空騎兵隊第1大隊指揮官ハル・ムーア中佐は、ベトナムに派遣される前からフランス軍全滅の戦闘記録と、その昔アメリカ先住民相手に全滅した「第7騎兵隊」のカスター将軍の運命を自分と部隊の未来を暗示する不吉な影として意識せざるを得なかったようです。
2002年の作品なのでCGも随所に使われていると思いますが(例えば爆撃シーンで兵士が炎になぎ倒される所や被弾シーンの多く、飛び交う曳光弾など)、見分けが付かないので全体のリアリティを損なうことはありませんでした。画面的にはさすが「プライベート・ライアン」以降の大作戦争映画とうなずける物です。(これと比べると「ウィンドトーカーズ」は作りが古かった(^^;))
「プライベート・ライアン」に信仰篤いスナイパー役で出ていた役者がジャーナリストとして出演。やっぱりこの人は味のある顔してますねぇ。このジャーナリストは原作者のひとり。航空支援の誤爆で味方が倒れるのも目撃してしまったみたいですね。
ベトナム側からの視点もあることにはあるんですがそれは良く見かける紹介文のように立場に立ってとか公平にとか言うものではなくて、両軍の指揮官の手の読み合いと采配を描くことで分かりやすくまた面白くするための演出くらいに見るべきでしょう。
総じて見ごたえがありました。
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