Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

DPF-7002 オペアンプ交換


本当は電源に近い部分のブリッジ・ダイオードをSBDに変更しようと思って材料を買いに秋葉原に行ったのですが、ついでに平滑用のコンデンサ16V 3300μFとオペアンプ NE5532P、NJM2068D、OPA2604AP、8pin DIPソケットを買ってきました。


SBDの方は取り回しを考えないといけないので後回しにして、先に簡単な方、差し替えだけで済むことをやることにしました。


IC28、IC29にある2回路のオペアンプNJM4558D2個を外してソケットを取り付けました。また、外見上変化は無いんですがおそらく劣化の進んでいると思われる一番大きな(DPF-7002では)ELNA 16V 3300μF(85℃)を日ケミKMG 16V 3300μF(105℃)に変えました。基板上のELNAのものは16φx25mm、今日買った日ケミKMGのものは12.5φx25mmで若干細くなりました。


予想通り基板上のコンデンサは接着剤で固定されてましたが、割と柔らかい感触でハンダを吸引した後で引っ張ったらなんとか取れました。


オペアンプはまず一番値段が高いバーブラウンのOPA2604APをソケットに付けてみました。他のものはこれが好みに合わなかったときの保険ですから。価格はそれぞれNE5532P(137円)、NJM2068D(74円)、OPA2604AP(840円)でした。


DAC近くのシングルのオペアンプがすべてNJM4580Lのままなのでもしかしたらあまり変化なしか?と思ったのですが・・・今聞いている感じでは・・・視覚にたとえると見晴らしが良くなったような感じ。響きが抑制されたわけではなさそうですが、聞こえてくる楽器の音の範囲というか角度が狭くなったような。そのせいでそれぞれの楽器の位置が前よりも分かりやすくなったかも。やっぱり評判どおり解像度が増えたという感じ。


たとえばリチャ−ド・サウザーの「ビジョン」で「Praise for the Virgin」の左側のチャイムのようなものは左側の中寄り奥と左脇手前の2箇所にあったことに気がつきました。今まで漫然と聞いていたわけでもないと思いますが、2つのチャイムの距離をこんなに明瞭に意識したことはありませんでした。(訂正:SBD化などして聞くとこれは鈴でエフェクトによるのか左側の4箇所くらいで前後左右ひし形を描くように移動しながら鳴らされていることが分かりました。)


聞き疲れするというインプレッションも多かったので、念のためにNE5532P、NJM2068Dと聞きやすいと評判のものを保険として購入しましたが、これなら大丈夫かも。確かに今のところ曲によってはキラキラ、シャラシャラする感じが強いですが・・・真空管アンプのHA-1Aを通しているからか耐えられないほどではありません。


交換したコンデンサも落ち着いてくればさらに良い感じになるんじゃないかと思います。それに次にはもう少し上のグレードのコンデンサに交換したいものです。


ところで、日ケミKMG 16V 3300μFは1つ100円で買いましたが、これを買ったところは駅前のパーツ・ショップが並んでいるところの一番細い通路の店でオバサンが店番しているところでしたが・・・ここが酷いところで、3300μFが100円、6800μFが200円とあったので買おうとしたら、それぞれ50円増しの150円、250円だと言い出して・・・値札は100円、200円だというとこれは付け間違いで、こんな値段じゃ出せない。いままで値札の間違いには気が付かなかったけど皆、150円、250円の言い値で買ってくれた・・・と。


結局、それぞれ100円、200円の単価で買ったけど、なんだか悪いことをしたような気になったし、得をしたと喜んだもので馬鹿正直にも「ありがとうございます」と礼まで言ったものですが・・・その足でラジオ会館内の若松通商では、同じものがそれぞれ105円、178円でした。


おいおい(^^;)、こんな値段じゃ出せないじゃなくて、150円、250円にしたら誰も買わないだろっ・・・と。多分、私がメモ帳片手にブツブツ言いながら買い物してたのでからかってやろうというか足元を見て高く売りつけようとしたんだろうと思います・・・やれやれ、これは秋葉原のパーツ屋伝統の初心者歓迎の儀式なんでしょうかねぇ。しかし、こういうことはどう考えても浅墓だと思うんですが・・・。すぐにばれることだし実際、私はもう2度とあそこでは買わないつもりです。店の名前は忘れましたが、私的に「シェロブの巣」と命名しました(^^;)初心者は近づいてはいけない魔窟です。