Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

KENWOOD DPF-7002 改造 SBD化&平滑用コンデンサ容量倍増


まず、先日新品と交換したばかりの16V 3300μFを外して16V 6800μFに付け直しました。これは長さが31.5mmで基板上にちょっと置いてみたらどうしても背面パネルの縁よりも数ミリ上に出るのでカバーがしまらないだろうと諦めていたものです。


が、結果から言うとカバーはしまりました。ネジも普通に締めることができました。中で基板がしなっているのか・・・あまり考えたくはありませんが(^^;)コンデンサの頭がカバーを押し上げているのは感じます。念のために絶縁のためにテフロンテープをコンデンサの頭に貼ってあります。


次に2つのブリッジダイオード、1B4B41(100V/1A)とD3SBA20(200V/4A)をそれぞれSBD 31DQ06(60V/3A)4本ずつと交換しました。実際の作業の順番としては、上記コンデンサを取り去って広くなったスペースでSBDの取り付けを先にしました。


http://www.geocities.jp/tochey_2000/cdp09.html


取り回しについては上記サイトなども参考にしたんですが、基板裏側にはつけたくなかったので、小さい方は似たような小型基板式にしましたが、大きい方は表側に4本付ける為に立体交差のようにしました。もうグチャグチャで見栄えが悪いです(^^;)




小型基板はこんな感じに作りましたが、半田付けの段階で高さが予定以上にありすぎる(SBDの足が硬くて曲げたところで隙間ができたため)ことが分かり基板の下のほうをカットしました。また基板のスルーホールは31DQ06の足が通るように1.5mm径のピンバイス(100円ショップで購入)で広げてあります。



装着後はこんな感じ。うーん、カッコ悪い(^^;)


当然ですが、4つゴチャゴチャしているSBDの足で接触してはいけないものは十分距離をとってありますし、交差している箇所では一方の足に熱収縮チューブを被せています。


ついでに前に間違って外した抵抗R100を元に戻しました。R98も影響なさそうなので付けたままです。


さて、効果のほうですが・・・大いにアリでした。またまた薄皮が一枚剥がれたような解像度の向上。これは多分、この前装着したオペアンプOPA2604APを前よりも鳴らし切ることができるようになったんだと思います。


それに一聴して感じるのが音場の広がり。ER-4Sではこれまでの改造で音場の変化が左右、上下に広くなった感じがしましたがそれは距離といってもやはり数十cm程度だったと思います。今度の改造ではどうやら奥行きといってよい距離感が加わった感じです。まだ耳が慣れていないせいか・・・なんだかサラウンド・エフェクトがかかったようなこれまでと違った感じを伴います。


音質全体が変化したんですが打楽器系と弦楽器は特に良くなったと感じます。胴鳴りなどの響きがどんな材質によるものなのか感じられるような気がします。


今回の改造はラインケーブルや電源ケーブルを変えるよりも安上がりで変化の度合いは大きいものでした。これをやらずして、また聞かずして「激変」とは片腹痛し!という感じです。