Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

試聴環境について


普段、HA-1Aで音楽を聴いているときにどれだけのノイズを「込み」で聴いているのか気になったのでちょっと調べてみました。Wave Spectraを使う関係上PCの電源は入れざるを得ませんが、普段もPCは常時電源ONなので問題なし。HA-1Aの電源をOFFにした状態でLINE INに乗っているノイズのピークを取りました。


それに加えて暑いこの時期はPCの真上40cmのところにクリップファンを設置して自分に向けているのでクリップファンの電源をONにしたときのノイズのピークも取りました。

赤:PC with FAN、 青:PCのみ

46.9Hzは約50Hzで東京電力から得ている交流電流の周波数と考えて良いでしょう。ファンをつけると+5dBですがまだ約-100dBなので実害は無さそうです。ちなみに蛍光灯やモデム、ルーターなど他の家電の電源も入っていますが、切ってもグラフに変化は現れなかったので無視します。


また、先日UPSを5インチベイに取り付けたとき、ついでに内部のケーブルをできるだけ縒って(よって)おきました。ノイズ対策になればと。そのせいかONKYO SE-150PCIの出力についてはいつものボリュームで音声が若干大きく聞こえるようになった気がします。


そしてHA-1Aに自作ケーブル1号を付けたものの電源をONにすると46.9Hzが+20dBで約-80dBになり、その倍音?の93.8Hzにも約-84dBのノイズが新たに発生します。


赤:HA-1A with FAN、 青:PC with FAN


いずれにせよPCのノイズの方は耳で聞いて分かるレベルではないので参考程度のデータです。もちろんこれらのノイズも減らすことができれば良いのでしょうが・・・。


ちなみに現在のHA-1Aの音の傾向ですが、真空管を購入時のものに戻して自作ケーブル1号をつけた状態では高い音(といっても数KHzの範囲内)の伸びが良いと感じます。全体的に高音よりに聞こえ、多少響きすぎるという気もします。


増幅管を戻す前、ムラード・タイプで揃えた時は楽器の素材の違いが感じられるようなある種の色付けのようなものを感じましたが、現在の真空管の組み合わせでは、何となくそれぞれの楽器に似た音・・・でも本物ではない・・・という音が鳴っているような感じも受けます。


比較しての話なので、初めから真空管を交換せずに聞き続けていれば不満も抱かないかもしれません。私にとっては、ムラード・タイプで揃えた時の方が満足感が大きかったので、しばらくしたらまた真空管を換えようと思います。もしかしたら他にも良い組み合わせがあるかもしれないので、できるだけ色々と組み合わせてみるつもりですが。