Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

真田丸 (44)「築城」

OPが無いなと思ったら、出城が完成して、命名「真田丸」とタイトル回収してED代わりのOPにつなげていて盛り上がりましたねぇ。できればそのままもう一話、あるいは分割した本編を続けて欲しかったくらい。


完成した真田丸は俯瞰映像によって、監修に千田嘉博とあって「歴史秘話ヒストリア」で調べた堀の跡などを元にして四角に近い出城であることが分かりますが、寺町の壁を流用したかどうかまでは描かれず、俯瞰映像からもよく分かりませんでした。


そして今月発売の「歴史群像 No.140」の別の著者の「再考 真田丸」で、心眼寺が信繁父子の没後に供養するために建てられた寺であることから、心眼寺を含む寺町を流用したかどうかは不明で、いかにも出城に適したその土地(宰相山)は前田利家、利長の屋敷跡地であり、流用したとすればそれであろうとあって、なるほどと思いました。

歴史群像 2016年12月号 [雑誌]

歴史群像 2016年12月号 [雑誌]

ドラマの中で信繁は「歴史秘話ヒストリア」で再現されたように、勇んで突貫してきた敵が後ろから押されて堀に落ちる・・・と目論見を語っていましたが、「再考 真田丸」では採用した徳川側の史料などから攻め手も空堀(狭くて10数メートルから広いところでは40メートル近く)を認識して対陣し、舌戦など交わした後に堀に攻め入った上で鉄砲などにより撃退されたとしています。さて、ドラマではどう描くでしょうか。


それにしてもこの回は、戦上手と言われた家康が合戦に不慣れな秀忠の家来たちに「仕寄せ」はこうすると仕寄盾の立て方を実演して見せる逸話を描いていたり、なかなか気に入りました。