「第04回 日清開戦」
秋山好古を演じる阿部寛の乗馬、なかなか様になってますね。代役?日清戦争の北洋艦隊との海戦を楽しみにしてましたが、真之視点でのごく狭い範囲でしか描かれませんでした。よく出来ていることは分かりましたが。
「第10回 旅順総攻撃」「第11回 二〇三高地」
第三軍の攻撃、良くできてますね。野砲の反動などもリアルだし、ロシヤ側の地表に到達する前に炸裂する榴弾の表現もリアル。他にも色々と良くできてます。
NHKのドラマ、正直侮っていました。問題があるとしたらキャスティングかな(^^;)きっと見た目の似てる似てないはあまり重視せず、イメージというか監督やプロデューサーの抱く人物像に合わせてるんでしょう。江守徹の山県有朋w腹黒い感じがイイw
ところで・・・おそらく原作も小説だろうし、そのドラマ化となるとよりコンパクトに視聴者に分かりやすいようにということで必然的に虚実取り混ぜているでしょうから、人物ごとのセリフにツッコミを入れるのは意味が無いことでしょう・・・でも、確保した二百三高地を訪れた乃木大将に「だいぶ立派な兵を亡くしました」と第7師団の士官が述べる場面を入れたということは渡辺大佐の回想を採用したのでしょうから、それに対する乃木大将の「それを言ってくれるな」以降の台詞と様子を入れてくれないと・・・。ここ児島襄「日露戦争」が再構成している旅順攻略の中でも私には特に印象的な箇所だったので。
やっぱり小説やドラマでは色々と不満に思えることもありますよね。まぁ、だから演出を捏造と責めずにせめて視覚的な資料として出来の善し悪しを愛でることにしましょう。