Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

DPF-7002改いじり&ノイズ計測


以前、訳も分からずDPF-7002のオペアンプを交換しようと目に付いたDIP型のオペアンプをソケット化してOPA627BPに交換してみた・・・のがDPF-7002改のオペアンプ交換の最初だったんですが、このDIP型のオペアンプは、1つがDSP SERVOのメカ系、もう1つはD.R.I.V.Eその他デジタルIC系の電源だったのかな?と思います。


で、そのうちのひとつをOPA627BPにするとやっぱりそれなりに音が良くなったしOPA2604APよりもOPA627BPの方が好みに感じたりしてキャラクタ−の違いを感じていたわけですが、これがD.R.I.V.Eその他デジタルIC系の電源用オペアンプだったようです。


今回、それを最近常用していたNE5532ANからOPA627BPに変えてSE-200PCIにRCAケーブルで入力したノイズを計測して前回のグラフと比較してみました。


条件、計測方法などはhttp://d.hatena.ne.jp/tma1/20070129#p1と同じです。


赤:I/V変換 OPA2134PAのみ、LPF OPA627BP、デジタルIC系電源 NE5532AN、メカ系電源 NE5532AN
青:I/V変換 OPA2134PAのみ、LPF OPA627BP、デジタルIC系電源 OPA627BP、メカ系電源 NE5532AN


聴覚上の違いは、最初に聞いた「テッカマンブレード」などではオーケストラ部分がややうるさくなって小坂由美子のボーカルにかすれが増した程度かな?という感じだったんですが、もっと複雑な音の情報を含んでいて無音の部分とのコントラストがはっきりしたクラシックで録音の良いものの場合は・・・楽器の素材や質感に関わる余韻の部分がかなり分かりやすくなって、より立体的に感じるようになりました。


ノイズに関しては既にあまり感じない程だったので、聞いてすぐ分かるような違いは感じないのですが、こんな余韻が聞こえていたのか?という音の気づき方をするということはそれまではこれらの余韻がノイズでマスキングされていたということなんでしょう。