I/V変換のオペアンプ、交換して良かったぁ。激変というのはこういうときに使うべきなんですね。マルティノンの「ドビュッシー&ラヴェル管弦楽集」にしても天野正道の「ジャイアント・ロボTHE ANIMATION」サントラ集にしても演奏そのものが変わった?というくらい聞こえ方が違います。
出口に近い抵抗をDALEに変えたのもエージングが進んだということなのかそれとも私の耳も慣れたのか、昨日になってうるささが無くなって気持ち良く聞けるようになりました。ただ、ボーカルについてはLINE出力基板のカーボン抵抗をDALEのものに変えたとき(http://d.hatena.ne.jp/tma1/20061228)が一番好ましかったような気がします。「テッカマンブレード」の小坂由美子なんかも一歩、前に出ていた感じで息遣いも感じ取りやすかったんですが。
それと録音の差がかなり影響するようになったというか、オーケストラを使ったアニメのサントラでも「テッカマンブレード」のものの音場の狭さ、「ジャイアント・ロボ」の広さが良く分かります。TVアニメ用のサントラは意図して狭い音場で聞こえるようにできているんでしょうか。
またマルティノンの「ドビュッシー&ラヴェル管弦楽曲集」は録音はアナログでちょっとカサカサした感じを受けるのでノイズが全体に載っているようですが音の輪郭がはっきりしていて好みです。
インバルの「マーラー交響曲全集」は全体はまったりしていて音の良さを感じるんですが、所々にジジッ、ジジッと妙なノイズが入っているので良い録音とは言えません。元のDENONではどうなのか気になります。
さてそれにしてもDPF-7002のDACパラレルによる高音質化技術、まだまだ理解できていません。現在、I/V変換のオペアンプはAD823AN×2、OPA627BP×2(2ペア)のミックスです。このミックスで現在の音質を支配しているのはどっちなのか?と不思議に思います。
当初、4段階のパラレルと認識していて最終的にはLPFに近いオペアンプを通るのだろうと思っていたのでOPA627BP×2を後段に据えるつもりで装着したのですが、実は4対ほぼ同時に(パラレルを字義通りに受け取っていればすぐに分かったんでしょうが)それぞれ別のデータを処理しているとなると、ある瞬間にはAD823AN×2の処理分を聞き、 OPA627BP×2(2ペア)の処理分を聞いているということになるんでしょうか?