Headphoneモードがどんなものか知りたくてレジストしちゃいました(^^;)好奇心は猫をも殺すといいますから?
んー結論から言うと・・・ER-4Sの場合は要らないかな(爆)
音がどんな風に変わるかというと、音場が正面中央に引き寄せられてちょっと奥に引っ込んだ感じになりますが、音像定位が曖昧になります。処理のひとつとして左右のドライバにクロストークをわざと発生させているんじゃないかと思います。そのためかっちりした音像定位が魅力のER-4Sには不要の機能だと思います。
同じくレジストしないと使えない3D SURROUNDオプションもER-4Sでは邪魔な響き、場合によってはノイズが増えたように感じました。
ところがSONY MDR-Z900に使うと元から圧迫感のあるちょっと篭った感じの音の空間がHeadphoneモードで広がりを持ちます。さっきと矛盾したことを言うようですが横に広がりが増した感じがします。ただ風通しの良い空間というよりも両耳にお椀を伏せたような残響感にちょっと似ています。これは好みによるかと思いますが密閉型のヘッドホンには向いていると思いました。
3D SURROUNDはヘッドホンに使ってもあまり良い効果が無いようでDYNAMIC BOOSTと似たメリハリと残響感、主に低音の響きの左右への回りこみの増強といった感じで、低音の響きの左右への回りこみなどはMDR-Z900には元からありすぎるくらいあってこれも圧迫感の原因なのであまり好ましい効果とは思えませんでした。スピーカーで聞いた場合に逆に密閉型ヘッドホンのような感じが出て面白いかもしれません。
PowerDVDのDolby Headphoneの方はSONY MDR-Z900に使うと音場が中央に寄せられて残響が増えて・・・ER-4SにDFXのHeadphoneモードを使った場合に似た変化がありました。で、ER-4SにDolby Headphoneを使うとやっぱり音場が中央に寄せられて低音の残響が増えて・・・でした。
ちなみにこれまでPowerDVDの音声出力のモード変更はSE-150PCIやSE-200PCIの場合2chアナログ出力にだけ有効でデジタル出力には影響しないと思い込んでました(^^;)ちゃんと効果が出ますね。知らなかった・・・。
ということで、レジストして使えるようになる機能は私にはあまり必要が無かったりして。ただ、体験版ではスライドを動かすたびに発生していたノイズが出なくなったんですが、これはレジストのおかげ?
これではっきりしたのは、私は「頭内定位が好き」ということかも(笑)いや、そういうわけでは無いんでしょうけど、ER-4Sの音像定位を犠牲にしても欲しいような音場の変化はDFXやPowerDVDでは得られないということかも知れません。