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tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

X-TUBE AS301DTS ”DTS Surround Sensation Headphoneテクノロジー”対応USBオーディオアダプタ&ヘッドフォン

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結論言っちゃうと、単なるUSB音源として見ただけでもこの小ささでこの音質で今回のセールの値段(1580円)ですからなかなかお買い得ですよ、奥さん。って感じで(^^;)


オンボードの音源で我慢している人や何らかの理由でUSB音源が欲しいけどそれほど音質や付加機能にはこだわらない人(ノートPCユーザーとかかな)なら買っても損はないというのは間違いないです。


基本的な音質は、普段からDVDやネットの動画は耳掛けヘッドホンSONY MDR-Q68LWで聞いてるのでそれで試しましたが、ホワイトノイズはそれなりに気になります。音量を最小にしても聞こえるし。これだと音楽モードもあるけど音楽モードでは使わないかも。


DTS Surround Sensation Headphoneテクノロジー2chもしくは5.1ch(6ch)ソースに有効とのことで、これネット動画の視聴やVLCメディアプレーヤーWMPとかで2chステレオのメディアを視聴する場合も効くというのはありがたいです。まぁ2chの擬似サラウンドだとサラウンド効果はあまり無いでしょうが、もともとサラウンド向けに造ってある音ならソースが2chステレオでもサラウンド効果が増す感じ?


ちなみに、DTS Surround Sensation HeadphoneをONにするとSE-200PCIのFRONTジャックからと比べると音量自体がかなり大きくなります。


コントロールパネルの日本語訳は微妙。DTS Surround Sensationは「DTSサラウンド感覚」、Voice Clarification は「ボイスの浄化」、Bass Enhancement は「ベース音を強調」となってます。「LFEミキシング」はPowerDVDにもありますが5.1chなどのマルチチャンネル音源再生時にウーファーの成分をフロントに合成するという機能です。


映画モードと比べて音楽モードでは音場が前方に狭まって、ウエットな響きが強まる感じを受けました。


PowerDVD 9 STDなどのようにSPDIFスルーが無くてSU-DH1やAVアンプなどの外部デコーダーを使えない再生ソフトを使っている場合とか便利かも。ただ、PowerDVD 9 STDにもTrue Theater Surroundというのがあってそれなりにバーチャルサラウンドしてくれるんですけど。


試しにXbox360+SU-DH1で「テイルズ オブ ヴェスペリア The First Strike」をDTS 5.1再生したのと、PC+X-TUBE+PowerDVD 9 STDでドルビーサラウンド再生を2スピーカー、6スピーカー、それからPowerDVD 9 STDのTrue Theater Surround(2スピーカー)を比較してみましたが、大雑把に言うと音質の違いはありますがサラウンドに関しては2スピーカー設定以外はあまり違いは無いんじゃないかと。やはりPowerDVD 9 STDで2スピーカー設定と6スピーカー設定ではサラウンドに違いがでます。


ちなみにPowerDVD 9 STDはSPDIFスルーが無いだけではなくDTSデコードもできないので「テイルズ・オブ・ヴェスペリア The First Strike」のDTS再生はできませんでした。


それとヘッドホン使ってますが、PowerDVD 9 STDの音声設定でスピーカー環境として選択できるヘッドフォンの音は頭内再生という感じが強くて好きじゃありません。


テイルズ オブ ヴェスペリア The First Strike」(レンタルDVD)の5.1chサラウンドがそれほど効果的ではないのかもしれませんが、例えば前半でユーリがヒスカに魔法を見せてくれという場面で左背後で門が閉じる音とか、リタの工房?小屋?に入ったときに周囲でビーカーやら小型の機械やらが立てる音とかそれっぽく聞こえました。


ユーリがランバートを斬ってラピードの元に帰ってきたときに剣を投げ捨てたときの金属音などは、やはりSU-DH1の方が質が良いと思いました。


次に「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」をPowerDVD 9 STDで視聴。デバイスはまずSE-200PCIでDolby Surround EX 5.1再生を2スピーカーで出力モードをステレオ、Dolby Surround Compatible Downmix、True Theater Surroundと変えて視聴した後、デバイスをX-TUBEに変えて2スピーカー設定で同様に。そして6スピーカーに変えて視聴。


まず気がついたのはSE-200PCIで聞こえる「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」の音声は最大出力でも割と小さくてちょっと迫力が足りない感じ。X-TUBEでDTS Surround Sensationを有効にすると十分音量が取れます。サラウンドもX-TUBEの映画モードが一番効果を感じました。そして「ボイスの浄化」をONにするとイメージとしてはセンターが強くなる感じ?音質的にはセリフの人間の音声にあたる周波数が強められるのかな?ちょっと耳障りになるけど、風の音とか環境音も強まるので情報量が増える感じがします。


ちなみにここ(http://www.aimpro21.com/support_download_audio.asp)に新しいドライバーソフトがあります。インストールしてみたらインターフェースが若干変わったのと、設定の変更が音声出力している間だけになったようです。ちょっと不便じゃないかな、と。

追記:ドライバー、アンインストールして同梱CD内のを再インストールしました。どうも動作が違ってしまうようで6ch出力で使うとLFEミックスしかON/OFFできないです。NEO PC+映画モードにLFEミックスなら良いんですけど・・・何か音が前に出てこない感じだったので前のドライバーソフト

結語

バーチャルはあくまでバーチャルですし、2chソースもサラウンドにできると言っても程度は知れてますが、ただのステレオと違うことは違います。興味がある人は試してみて好みの範囲に収まるものかどうか判断してもらうほうが良いと思います。今なら安いものですから。