- 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
- 発売日: 2006/04/28
- メディア: DVD
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ジョン・ウー、相変わらず石油を燃やすのが好きですねぇ。話自体はまあ良かったですけどね。パッケージ写真でオレンジ色の炎がボンボン燃えていたんでベトナム戦争の話だと思ってました・・・ナパームの炎かと(^^;)太平洋戦争でサイパン島を舞台に日本軍相手の話だったとはねぇ。
砲弾の中身は火薬じゃなくて石油かよ(笑)それに戦場で回転レシーブみたいに一回転して銃を撃つというのは・・・安っぽいアクションに見えます。ドリフのコントみたいだ・・・
でもそういういかにもジョン・ウーという特徴的な欠点よりも良い点も色々ありました。日本兵や日本人役に本物の日本人を多く起用していたみたいで、ニセ日本人の片言日本語や怪しげな漢字の掛け軸なんかなかったです。突貫してくる日本兵が「殺すぞ、外道」らしきセリフも吐いていて感無量(笑)
日本軍の戦車もスチュアート戦車をいじったのかな?九七式戦車に似たのが出てきました。野砲に砲弾と装薬を装填していたのもなかなか凝っていました。
ちょっと気になったのは戦艦の艦砲射撃のシーンが当時の古いフィルムをいじったのか、ちょっとおかしな色合いで、ザラついてもいました。予算が足りなかったんでしょうかね。
ちなみにこの映画、「プライベート・ライアン」の4年後、「バンド・オブ・ブラザース」の1年後に公開されたというのがある意味驚き。両者に共通する臨場感を高める演出が無いんですよね。同じことするには金がかかるということでしょうか。