Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

サウンド改善ディスク SID(その3)


今日はCDプレーヤー KENWOOD DPF-7002からPCサウンドボード ONKYO SE-150PCIにRCAケーブルをつないで、SIDあり、無しのCD出力をPCで取り込むようにしました。取り込みとwave化はWaveSpectraで行います。録音は48kHz 24bit、32bitも可能でしたが、再生したらデバイスが対応していないというエラーが出てしまったので48kHz 16bitにしました。


SIDの効果は女性のボーカルではっきり出るということらしいので、ソースは坂本真綾「ハチポチ」の中の「プラチナ」、バーバラ・ヘンドリクス「黒人霊歌集」の中の「誰もわたしの悩みを知らない」にしました。特にバーバラ・ヘンドリクス「黒人霊歌集」は確か1980年代に購入したもので国内盤ですがピンホールが結構あります。これに変化が無ければもうSIDは諦めるしかないでしょう。


WaveSpectraでいったんwave化して何度も聞き比べしたり、波形を比べたりしました。ピークの波形は確かに若干違います。特徴のある値としては、SIDありだと高音域での出力が大きくて最大で+2.0dBにもなります。「プラチナ」では20kHz以上からでしたが「誰もわたしの悩みを知らない」では12kHz以上から差が出ています。他にもあちこちで0.5〜1.0dB程度の違いが出ていますし形そのものの違いもあります。



バーバラ・ヘンドリクス「黒人霊歌集」より「誰もわたしの悩みを知らない」 (青:SIDなし、赤:SIDあり)


先日、waveからmp3やwmaにしてまたwave化したものもグラフで見る波形の若干の違いはありましたがそれは上下にシフトしたもので、形が違うとまではいきませんでした。SIDありの場合は、それと比べると違いはもっと大きいといえるでしょう。


ただ耳で聞いた限りでは・・・SIDありだと聞こえなかった音が聞こえるようになるとか情報量が増すとかは私にはまだいえません。


波形の比較もピークだけ見ても意味はつかめないのかも知れません。再生中の波形を比較するのは難しいので何か良い手があるといいんですが。


ちなみに今聞いているのは、24bit/96kHzリマスタ化されて再販された「J.S.バッハ: リュート作品全集 コンラート・ユングヘーネル」です。

バッハ:リュート作品全集