Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

トイガン「ZURU X-SHOT HYPER GEL CLUTCH」 更新:20231218

「ZURU X-SHOT HYPER GEL CLUTCH」

X-SHOTのゲルブラスターシリーズのエアコキ、ポンプアクション「CLUTCH」(クラッチ)です。

アメリカのAmzon.comで11/27に注文して、12/07に届きました。価格14.99USD、送料14.76USD、合計29.75USD。日本円で4526円でした。

X-SHOTのゲルブラスターには電動もありますが、私はこれが欲しかったんですよね。

国内配達はヤマト運輸でした。

パッケージにSHIPPINGのラベル直貼でした。ヤマト運輸のラベルはキレイに剥がせなくて剥がすの諦めました。販売、発送共にAmazon Export Sales LLCでしたが、こんな中華の業者みたいなこともするんですね。

ラベル直貼 20231207「ZURU X-SHOT HYPER GEL CLUTCH」_1
パッケージ 20231207「ZURU X-SHOT HYPER GEL CLUTCH」_2

同梱品は本体、本体の多国語説明書(日本語もあり)、ゴーグル、ゴーグルの多国語説明書(日本語もあり)、ゲルボール(乾燥状態)10袋(5000発分?)、ボトル。

パッケージ内容(説明書もあります) 20231207「ZURU X-SHOT HYPER GEL CLUTCH」_3

ゲルボールは上部インナーホッパーに100発、下部着脱式FASTFILマガジンに400発の合計500発を同時に内蔵できるそうです。インナーホッパーはフロントサイトの後ろにスライドするハッチがあり、そこにゲルボールを入れます。

コッキングはフォアエンドを引いて行う単発式ポンプアクション。上部ホッパーにゲルボールを入れた状態でスラムファイヤできるか試しましたが、トリガー引きながらフォアエンドを連続して引くことはできましたが、ゲルボールはうまく飛びませんでした。その後にちゃんとコッキングして撃つとまとめて複数発出ました。

スラムファイヤにはならず複数装填になるみたいです。

FASTFILマガジンには給弾の仕組みが見当たらないただの箱なので、本体ごと逆さにして上部インナーホッパーに移してから撃つことになるのかな?

150FPS(45.72m/s)出るとあるので、水で戻したおいた蓄光ゲルボールで初速測定しました。

10発撃って44.5-49.3m/s。最低と最高を除いた8発の平均は46.43m/sでした。

最初からこの初速であれば文句ありません。4m先の金属製ターゲットを狙って撃つとやや下に着弾します。マズルがフロントサイトの約51mm下なのでそれを意識してやや上向きに撃てばまあまあ集弾性は良いようです。4m先の16x16cmはだいたい狙えます。ゲルボールの状態次第でときどきフライヤー?が生じます。

サイトで狙えるようにホッパーが邪魔しない構造で、好き。

FASTFILマガジンも良くできていて、ポケットなどにマガジンを入れて持ち歩いてもこぼれないようにフタが付いているんですけど、本体にゲルボールを移すときにはフタをずらして格納して本体に装着できるようになってます。フタをしたままでも本体に装着しておけます。

20231208

ボトルのキャップがキツくて指で開けられなくてパーツオープナーで開けました(^^;)

シリコンオイルつけてもキツイ、硬い。寒いせいもあるのかも。

上部インナーホッパーの側面は透明になっているのでUV LEDを照射しましたが、インナーバレルに入る口は少し奥にあるのでマズルから発射されるまでにほとんど光らなくなってしまいました。

やっぱりトレーサーを装着できるようにしないと。今使っている蓄光ゲルボールはBLSの蓄光BB弾などと比べると同じトレーサーを使って光らせても若干暗め。水で数十倍に膨らんでいるので、単純に考えて大量の水の間に蓄光材が浮いているようなものでしょう。


というわけで、トレーサーを装着できるようにしてみました。

といっても、呼び径25のTS継手をカットして加工しただけですが。

20231208「ZURU X-SHOT HYPER GEL CLUTCH」_1

トレーサーユニットの「ACETECH BLASTER」が呼び径25のTS継手にぴったり嵌るので、今回は14mm逆ネジアダプターは使わずに嵌め込みで。TS継手を「CLUTCH」に固定するのは接着剤かネジ止めか・・・

「NERF MEGA BIGSHOCK」をいじったときにホルツのUV硬化パテがABSへの食いつきが良かったのでこれでガッチリ固定できるかも。ただこれをやるともう元には戻せなくなりますけど。

20231209

分解しました。

前半部分 20231209「ZURU X-SHOT HYPER GEL CLUTCH」_2
後半部分 20231209「ZURU X-SHOT HYPER GEL CLUTCH」_1
上からプランジャーチューブ(シリンダーとノズル)、プランジャー(ピストン)、チャンバーとインナーバレル 20231209「ZURU X-SHOT HYPER GEL CLUTCH」_4

スプリング 線径:1.6mm、外径:約23.0mm、自由長:114.0mm
プランジャー 内径:約24.4mm
ノズル 外径:9.8、ノズルヘッド含めた長さ:約68mm
プランジャーヘッド 最大直径:24.0mm
スプリングガイド 13.4x9.9mm、長さ:約104mm
Oリング 内径:約20.0mm、太さ:約2.0mm、Oリングの溝 直径:約18.8mm、幅:約2.8mm
インナーバレル 外径:10.0mm、内径:7.4mm、パッキン含めた長さ:約120mm

プランジャーヘッドにはシリコンのパッド。Oリングは細くてルーズな印象ですが初速に満足しているのでいじりませんでした。

インナーバレルは樹脂製パッキンが接着されていますが外せそう。試しに交換することを考えてます。

分割式チャンバーとインナーバレル 20231209「ZURU X-SHOT HYPER GEL CLUTCH」_6
20231209「ZURU X-SHOT HYPER GEL CLUTCH」_7

パッキン?入り口。あるいはゲルボール・ゲート?

パッキン入り口 20231209「ZURU X-SHOT HYPER GEL CLUTCH」_8

とりあえずパッキンにシールテープを巻いてチャンバーとの隙間を埋めましたが、分割式のチャンバー自体は気密性がありません。多分、水分が乾きやすいようにかな。ノズルのゴム製?ヘッドがインナーバレル入り口にしっかり嵌ることで十分な気密を保てるようです。なのでパッキンのシールテープはインナーバレルのぐらつきを軽減する効果しかなさそうです。

ノズル先端 20231209「ZURU X-SHOT HYPER GEL CLUTCH」_5

このノズル先端のゴム製?ヘッドは「NERF PRO レギオン」にも似たものが付いてました。

組立時にトリガーの陰になるスプリング付きの小さな白いパーツがずれやすくて厄介でした。必ずこういうパーツがある(^^;)

セーフティーロックのすぐそばの白いパーツ 20231209「ZURU X-SHOT HYPER GEL CLUTCH」_3


トレーサーで蓄光ゲルボールを撃つと弾道、弾着がよく分かります。うちのは随分と左に曲がるのが多いです。普段は両目開けて狙いをつけるんですが、右目だけでフロントサイトで狙いをつけて撃つと左へ。

フロントサイトの左側、ブラスターの左角で合わせるとちょうどいいくらい。かと思うとときどきサイト通りに飛ぶから結局かなり散ります。

もしかしたらトレーサーの内壁に接触してる可能性もありますが、トレーサー使わないと弾道も着弾もよく見えないので(^^;)

インナーバレルを20mmほど伸ばしてトレーサーの入り口まで届かせたい。

20231210

インナーバレル、パッキンから外すことはできないようです。しっかり溶着されている部分があります。全体ではなくて部分というのが問題で、そのせいで樹脂製パッキンに対してちょっと傾いて入ってしまっているようです。

それに加えて比較的柔らかい樹脂製なのでマズル部分で先端を押さえられることで曲がった癖が付いてしまったのではないかと思います。

「QUASAR STATS」でカットして使った内径:7.4-5mm、外径:9.4-5mmのアルミのバレルがあるのでこれを使おうと思って、ノズルが入り込むパッキンの入り口のなだらかなテーパーを再現しようと削ってみましたが、パッキン入り口は外径:10.4mmですが内径は7.0mmと狭くなっており、そのせいでノズル先端と密着するようにできています。

研磨でこのノズルの密着が得られなければ、元のインナーバレルを切断してアルミのバレルをはめ込むしかないかと。

ゲルボール用アルミバレル 20231210「ZURU X-SHOT HYPER GEL CLUTCH」_1

結局、元の樹脂製バレルをカットしてアルミ製バレルを嵌め込むことにしました。

アルミバレルとパッキン 20231210「ZURU X-SHOT HYPER GEL CLUTCH」_2

バレルはまだ長すぎるのでこれで仮組みしてちゃんと使えるようならカットしてパッキンと固定する方法を考えます。ただはめ込んでいるだけでぐらつきやすいので。

20231211

アルミ製バレル、まだカットしてないんですけど、試し撃ちしてみました。発射は出来ましたが、やはりバレルが長すぎてトレーサーがまともに動作しません。

パッキンに固定してからカットしようと、うっかりホルツのUV硬化パテを使ったんですが、これ直射日光当てないと完全硬化しませんね。うちの三種類のUVライトでは一時間照射しても硬化しませんでした。

日光を当てないと硬化しないというのは不要部分の拭き取りや整形をじっくりできるのでメリットでもありますが、夜型人間の急ぎの作業には向かないですね。もどかしい・・・日焼けマシンならどうなんだろう?欲しいかも(^^;)


硬化したので約27mmほどカットして軽く面取り。バレルを前から押さえていたマズルパーツの穴をステップドリルで10mmに拡張。インナーバレルにメンディングテープを巻いてガタツキ防止。パッキンにシールテープを巻いてガタツキ防止。

組み立て後に試射。相変わらず若干左に寄る弾が多いようですが集弾性は良くなった気がします。

初速測定。蓄光ゲルボールと普通のゲルボール混ざってますが10発撃って最低と最高を除いた8発で平均。

ゲルボール 47.6-58.1m/s(インナーバレル交換前44.5-49.3m/s)、平均:52.6m/s(インナーバレル交換前46.43m/s)

初速は上がって集弾性も向上したので今回の改造はうまくいったのではないでしょうか。

ただ、チャンバーブロックですが、本体フレームの片側にピンのような部分で刺さっているだけで保持されているんですよね。両側から抑えられているわけではないので発射時の衝撃で微妙に動くこともあるんじゃないかという気がしてます。

インナーバレルはこのチャンバーとマズルパーツで固定されているだけなのでインナーバレルにビニールテープをぐるぐる巻きにしてバレルスペーサーのようにしようかと思ってます。錘にもなるのでいいかも。全体に軽いんですよね。集弾性を上げるためにも個人的にはもう少し重くてもいいと思ってます。


残念ながら、インナーバレルにバレルスペーサーを付けられる場所は非常に限られていました。ポンプアクションのアクションバーが側にあるからです。マズルパーツのすぐ後ろくらいかな。

錘はグリップ内部とかフォアグリップ内部とか。

20231218

給弾方式が本体のインナーホッパーから四角い穴を通じて落下するものなので、当然弾づまりがあると思っていたので、実際に弾づまりがあっても気にしてませんでしたが・・・Amazon.comの低評価レビューの筆頭に撃てたり撃てなかったりするから嫌だという主旨のコメントがあって、確かに・・・と思いました。

インナーホッパーのゲルボールが多くても少なくても四角い穴の入り口かその下で複数のゲルボールが押し合って下に落ちていかない気がするんですよね。

私は、一所懸命、振ったりパンパン叩いたりと昔の銀玉鉄砲のように弾づまり解消してました。ちょっとした工夫として、食器用洗剤を膨らんだゲルボールのボトルにひとたらし入れて振っておくと滑りが良くなるかも知れません。

要注意ですが、乾燥状態のゲルボールを水で膨らませるときには食器用洗剤や界面活性剤を入れない方がいいです。水で膨らむのに時間がかかったり、膨らまなかったりします。

で、売れなかったり返品が結構あるみたいで今日は本体価格がたったの$10.49です。

弾づまりがなければ、いいゲルボールブラスターだと思います。安いし(^^;)