Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

ナーフ「Nerf N-Strike Mega BigShock」 更新:20231202

Nerf N-Strike Mega BigShock

Amazonマーケットプレイスで2700円でした。

小型で単発先込めのシンプルな構造、側のデザインもカッコイイとおもいます。

上部の予備ダーツを一本収められるスペースは前方に小さな穴が空いていてフロントサイトとして使えますし。

トリガーはグレーでしたが、BigShockにはグレートリガーのものしか無いみたい?

メガダーツでの初速測定。最初の8発くらいまでは12-13m/sだったんですが、それ以降は14-16m/sだったので最初の方は無視して後の7発の測定値を採用します。

メガダーツ 14.2-16.6m/s、平均は最低と最高を除いた5発の平均で15.28m/s

でした。

これに外径:20mm、内径:17mmのアルミパイプを仕込んで.68 Cal(直径0.68インチ、実測は約17.1mm)のハードラバーボールのランチャーにするつもりです。

アルミパイプの方、内径:17mmちょうどだと.68 Calのラバーボールが通らないので内部を削って広げます。外径も20mmのアルミパイプしか持ってなかったので、削ってバレルに挿入して固定できるようにします。


分解しました。実質、これが全て。写ってないパーツは外付けの・・・単なる側(がわ)です。

接着されてる部分もありましたがパーツオープナーで簡単に開きました。空気弁を除去してピンも切り取りました。初速測定をしましたが、変化なし。

20231129「Nerf Mega BigShock」_1
20231129「Nerf Mega BigShock」_2

プランジャー・アセンブリーを分解。蓋が4箇所ネジ止めされてるのがいいです。

スプリングは線径:1.5mm、外径:19.0mm、長さは外してみないと正確には分かりませんが多分、80mmくらい。巻き数:13。

プランジャーヘッドは直径:約30.8-9mm、Oリングが嵌っている溝の部分の直径は27.4mm、Oリングは内径:27.6mm?、太さ:1.8-2.0mm?

プランジャーチューブの内径は31.4-6mm?

Oリングが細くてルーズに感じたので、22x2.5mm(内径:22mm、太さ:2.5mm)に換えて初速測定しましたが、15-16m/sと変化なし。元のものに戻しました。

プランジャーチューブで気になったのは、側面にある出っ張り。内側から見ると内壁も外側に張り出しているのでプランジャーヘッドが動く際にある程度の空気がここから出てしまうはず。

20231129「Nerf Mega BigShock」_3
20231129「Nerf Mega BigShock」_4

シアがかかるときのプランジャーのOリングは下の写真の黒いサインペンの印の辺りにあります。

20231129「Nerf Mega BigShock」_5

エアの容量的には損してる気がしますが、もしかしたら、ここを塞ぐとプランジャーの動きが遅くなってしまうとか?

気にはなるけどここをパテなどで埋めるのも面倒だし、埋めた後で剥がれたりしないかと心配するのも嫌なのでいじらないでおきます。

バレル後端はもう弄ることはないだろうから、ABS専用接着剤で接着して塞ぎました。

あとはスプリングを交換できるかどうか・・・また「KRONOS用14KG」を入れてみようかと。長すぎるんだけど、巻数的には1.6mmx11巻なのでシアはかかるはず。

20231130

スプリング交換は断念しました。まず、外しにくい。ラジオペンチで力をかけるとスプリングの表面のクロムメッキが削れてパラパラ散る上に滑りやすい。これ外せても変形してしまいそう。スプリングガイドも傷つくし。

「KRONOS用14KG」も長すぎてプライミングがしにくくなるのは目に見えてるけど、カットはしたくないし・・・

ということで、このまま。


マズルを手のひらで塞いで気密チェックすると、空気弁があったときの空撃ちと同じ感触で気密は不完全ですが、エアが抜ける箇所はプランジャー・アセンブリーしかないですね。


外径:20mm、内径:17mmのアルミパイプを内径を少し広げ、外径を最大20mmー最小18.7mmのバレルの奥に向かって細くなるように削りました。

20231130「Nerf Mega BigShock」_1

写真は上からマイクロ卓上旋盤で削るため外径17mmになるように調整したシャフト、それを使って加工したアルミパイプ、BAHCOの超硬スクレイパーの替刃用自作ホルダーです。

BAHCOの超硬スクレイパー欲しいんですけど、替刃が安いのにホルダーとセットになると高いので替刃だけ買って曲板チドリという穴開きの金具にボルト・ナットで固定して使うことにしました。簡単な作業しかしないのでこれで十分でしょう。

まだ仕上げが不十分ですが、「BigShock」のバレルに差し込んで、.68 Cal(直径0.68インチ、実測は約17.1mm、重さ約2.76g)のハードラバーボールを射出してみました。

ハードラバーボールの大きさが不揃いで、きつくて通らないか緩いかのどちらかになってしまいました。緩いもので初速を測ると16-18m/s。4m先のシューティングボックスに届かず手前で落ちます(^^;)

うーん、残念。

tma1.hatenablog.com
このマイクロ卓上旋盤、モーターに繋がっている電極を簡単に抜き差しして極性替えてモーターの回転を正逆変更できるので便利です。

20231201

バレルをもう少しいじってみるつもりですけど、ハードラバーボールの重さが約3gあるから、HOPUPの仕組みも必要かな。

それとやっぱりプランジャーの隙間が気になるので試しに塞いでみたい。

諦めるのはまだ早い(^^;)

20231202

プランジャーチューブの隙間にホルツのUV硬化パテを使って、UV LEDを設置してあるシューティングボックス内に置いてみたんですが表面がペトペトするのでこれでちゃんと硬化しているのかどうか・・・念のために日光に当てているところです。

バレルの方は耐水ペーパーで内部を研磨します。#400から200番ごとに#1000までやろうと思ってます。


試しに「ナーフウルトラ4〈改〉」(カーサー)の外径16mmのバレルに「.68 Calバレル」を被せてビニールテープで固定して射出してみたら25m/s台でした。これは使える(^^;)

4m先のシューティングボックス内のターゲットも狙えます。

「BigShock」のプランジャーの工作の効果がイマイチなら「ナーフウルトラ4〈改〉」(カーサー)で遊ぶことにします。

ちなみにジュール計算フォームで計算すると、2.76g、25m/sだと0.863Jでした。直径は約17mmだから、ジュール規制に対してまだ全然余裕ありますよね?
www.hyperdouraku.com


プランジャーチューブの隙間をホルツのUV硬化パテで埋めてはみ出した部分を削りました。このパテ、ABS製のプランジャーチューブにしっかりくっついてます。あとで剥がれやすいようにわざとグリスを塗っておいたんですけどね。

メガダーツでの初速測定。8発撃ちました。

メガダーツ 16.7-18.8m/s(前回14.2-16.6m/s)、平均は最低と最高を除いた6発の平均で17.98m/s(前回15.28m/s)

2-3m/s向上してます。

これに研磨した「.68 Calバレル」を挿入して「.68 Cal(約17mm)ハードラバーボール」を3発試射しました。

.68 Cal(約17mm)ハードラバーボール 17.4-18.3m/s(前回16-18m/s)

で初速はあまり変わってません。が、4m先のシューティングボックスにダイレクトに入ります。4m手前で落ちないです。

バレル内側を研磨したせいかな?これは使える、十分ありです。素晴らしい。

HOPUPの仕組みが必要かなと思ってたんですが、このままでも遊べます。HOPUP用の突起にはゼリー飲料のスクリューキャップチューブから切り出した素材を使おうと思ってたんですが。

研磨の際には、奥と出口の少し手前は狭く、出口は広くなるように留意して研磨しました。

何発か射出したあとのバレル内側を見ると筋のような汚れが付着しています。ハードラバーボールの表面が摩擦で削れて付着しているようです。