ブレンパワード
#09のジョナサンとクマゾウの回はなかなか良かったけど、#10のアノーア艦長(^^;)お馴染みのおかしくなって自滅的な行動を取る女性、イデオンのシェリルとかＧレコのマッシュナーとか・・・何度も作品に出してくるというのは御大にとって個人的な思い入れのあるペルソナなんだろうなぁ。宮崎駿の老女コンプレックスが母親に対するものであるように。
それにしてもリクレイマー側はイカれた奴が多いけど、そもそもオルファンというものがまるで「キャプテン・アース」の遊星歯車装置のように星の生命エネルギーを吸い尽くしながら渡り歩く存在なら凶悪な侵略的存在だろうにそれに加担して自分たちだけ生き残ろうというのだから、イカれているのも当然か。
しかも精神的にか器質的にかオルファンのための存在、抗体なるものになるように影響を受けるということは富野作品的に言うところの「取り込まれ」てしまうのなら、既に非人間的なのかもしれない。
いったいリクレイマー達は地球を離れて別の星に行くというオルファンと共に行くことがどういうことか、別の星が生存に適しているかどうかとか、そもそも人間のままでいられるのかどうかとか、オルファンが地球に来たときには存在していたかもしれない前世代のリクレイマーがどうなったとか考えているんだろうか？
もしくは地球の生命の源がオルファンと共に渡ってきた異星生命体だったという設定でもあるということなのかな？
そういえば「Ｇのレコンギスタ」って、きっと御大がユニコーンとかの成功している派生作品に対する敵愾心みたいなもの、「ガンダムは俺が一番面白く作れるんだ！」と意気込んで作ったんだろうけど・・・レコンギスタには地球への帰還という作中の意味以外に、ガンダム作品の覇権奪還、、みたいな意味ももたせてるんだろうけど・・・結局集大成的に見たことのあるシチュエーション、聞いたことのあるセリフをツギハギしただけで終わってしまった感があるよなぁ。MSデザインは後半良いのも出てくるけどツノガンダムというか主役機の鬼ガンダムのデザインはどうなんだろう・・・嫌いじゃないけど、ザコというか亜流にしか見えないのが・・・。ちなみに私はヒゲガンダムは好きでチタンを使ったメタルコンポジットのフィギュアというかおもちゃ持ってます。
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