Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

P・K・ディック

「パーキー・パットの日々」ハヤカワ文庫SF版ディック傑作集<1>

表題作も面白かったです。手作りのバービー人形とモノポリーを組み合わせたようなゲームが非常に魅力的に思えてコレクターっぽい気質の人が多い現代日本でも受けそうな話でした。

ディック傑作集〈1〉パーキー・パットの日々 (ハヤカワ文庫SF)

ディック傑作集〈1〉パーキー・パットの日々 (ハヤカワ文庫SF)

ウォー・ゲームちくま文庫版ディック短編集

「自動砲」はクラークの「太陽系最後の日」のアンチみたいでした。「ジョンの世界」はなんと「変種第二号」の続編のような作品で思わぬ収穫でした。巻末の解説にもあるようにまるで「ターミネーター」の原作。


ところで私の精神状態というか気分のせいもあるんでしょうが、ディックの短編はどれも低予算でも面白いドラマにぴったりだなと感じて情景が眼に浮かぶようでした。

フィリップ・K・ディック短篇集〈2〉ウォー・ゲーム (ちくま文庫)

フィリップ・K・ディック短篇集〈2〉ウォー・ゲーム (ちくま文庫)