- 作者: 石原藤夫,金子隆一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1986/05
- メディア: 新書
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で、この本はSFガイドブックですが著者の趣味からハードSF系偏重・・・ってわけでもないけど、センス・オブ・ワンダーというより科学的考証の優れたものによりページを割く形で。この本を図書館で保護したのは小松左京が亡くなる前の週で、小松左京の死が報じられる前日には久しぶりに「SFマガジン」を買ったというちょっとした因縁のようなものを感じますwマイ・スタンダードSFということでやはりSFガイドのような感じだったので。
で、この本を読んでそういえば紹介されてる作家の作品をひとつふたつはだいたい読んでるなぁと思いつつ、ただそれだけで全作品を読みたいと思わない(つまりファンになれない)のは何故かなぁ?と。たぶん私が一番読んでいるSF作家はこの本には名前も出てこないフィリップ・K・ディックとレイ・ブラッドベリでしょう。それでもディックはwikiに出ている作品の半分も読んでないなぁ。
この本で大プッシュされてるアーサー・C・クラークは「地球幼年期の終わり」「2001年宇宙の旅」とかは好きだけど確か「宇宙のランデブー」は単行本で買ったけど途中で挫折、「楽園の泉」は「SFマガジン」に翻訳連載中に飽きて読まなくなり(^^;)でした。この際、クラークを網羅的に読んでみようかと書店で短篇集の「太陽系最後の日」も買いましたが・・・半分ほど読んでもやっぱり私には合わないかも(^^;)うーむ残念。