Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

講談社現代新書 SFキイ・パーソン&キイ・ブック 石原藤夫+金子隆一

読み終わりました。これ実は巣鴨図書館のリサイクルコーナーのもの。利用が少ないとか汚損が酷いとかで廃棄処分の対象になった本です。他に多かったのが百科事典、図鑑の類。インターネットで検索するのが普通になったせいか、新刊にしか見えない綺麗な状態の本がありました。欲しかったけど重いし大きいし、部分的に入手しても仕方ないかなぁと保護しませんでした。


で、この本はSFガイドブックですが著者の趣味からハードSF系偏重・・・ってわけでもないけど、センス・オブ・ワンダーというより科学的考証の優れたものによりページを割く形で。この本を図書館で保護したのは小松左京が亡くなる前の週で、小松左京の死が報じられる前日には久しぶりに「SFマガジン」を買ったというちょっとした因縁のようなものを感じますwマイ・スタンダードSFということでやはりSFガイドのような感じだったので。


で、この本を読んでそういえば紹介されてる作家の作品をひとつふたつはだいたい読んでるなぁと思いつつ、ただそれだけで全作品を読みたいと思わない(つまりファンになれない)のは何故かなぁ?と。たぶん私が一番読んでいるSF作家はこの本には名前も出てこないフィリップ・K・ディックレイ・ブラッドベリでしょう。それでもディックはwikiに出ている作品の半分も読んでないなぁ。


この本で大プッシュされてるアーサー・C・クラークは「地球幼年期の終わり」「2001年宇宙の旅」とかは好きだけど確か「宇宙のランデブー」は単行本で買ったけど途中で挫折、「楽園の泉」は「SFマガジン」に翻訳連載中に飽きて読まなくなり(^^;)でした。この際、クラークを網羅的に読んでみようかと書店で短篇集の「太陽系最後の日」も買いましたが・・・半分ほど読んでもやっぱり私には合わないかも(^^;)うーむ残念。