Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

直流安定化電源 ALINCO DM-305MV

ALINCO 直流安定化電源 5A DM-305MV

ALINCO 直流安定化電源 5A DM-305MV

買っちゃいました。「DR.DAC2 DX」持ちの人でスイッチング電源のACアダプターはリップルノイズ(ノイズとして聞こえるわけじゃないけど)が何となく嫌だけど、吉田苑の専用電源やエルサウンド(エーワイ電子)の汎用電源、工業用・実験用のものは高い(^^;)無線機用のアルインコのものは安いけど、そもそも使えるのか?と心配で手を出せない人も多いと思います。


私もしばらく悩んでました。エルサウンドの汎用15V電源を注文する一歩手前まで行きました。吉田苑のもの同様おしゃれだし(^^;)(今も比較のために欲しい)


まぁ取り合えずトランスを使った直流安定化電源で音が変わるのかどうかだけでも確かめたいなと。ネットで検索してたらエルサウンドの汎用15V電源使ったけど残念ながら好みの音にはならなかったとか、DR.DACに関してはトランスを使ったACアダプターよりスイッチング式のACアダプターの方が音が好みだという人もいるくらいで。


「ALINCO DM-305MV」これならAmazonで6153円。電圧可変(ただし6-15V)なので他の用途にも使いまわしができるし。

概要

この製品、付属品は一切ありません。取扱説明書と保証書だけです。「DR.DAC2 DX」と繋ぐための電源ケーブルもありません。私は使わなくなったルーターのACアダプターのケーブルを切断して剥いた先端を半田で固めてプラグごと流用しました。


電源端子は4つあって+と−が2セットです。端子はスピーカーの端子と同じく裸線を挟むプッシュターミナルです。


メーターは電圧と電流の表示をスイッチで切り替えられますが電圧調整ツマミで変更できるのは電圧のみです。またメーターはアナログなので電圧の値も正確には分かりません。私はテスターで測ってます。電圧がこれ以上上がらなくなるところまで回したときの電圧は15.24Vでした。「DR.DAC2 DX」のACアダプターの電圧はうちでは約15.45Vでした。


「DR.DAC2 DX」などで使う場合、電源スイッチを入れる順番には気をつけたほうがいいかも知れません。「DM-305MV」は15Vで最大5Aの電流出力があるので最初に「DM-305MV」の方の電源スイッチを入れておくべきでしょうね。


アース端子が背面にあり、取扱説明書によれば出力が不安定な場合はアースを繋いだほうが良いとありました。コンセントとの極性を合わせたらこれも約4Vだったのでとりあえずアースは繋げず使ってます。


それと冷却用のファンが付いているはずですけど今夜のところは涼しいせいか動作音は気にならないです。天板、側板にある開口部の空気の流れも微かなものです。ただ設置場所として密閉したラックは向かないし上に物を置いてもまずいだろうと思います。(カバー外してみたらファンはありませんでした)追記:ショップの商品説明にファンとあったので冷却用ファンがあるかと思いましたが、メーカーサイトの商品ページを見るとファンは付いてないことが分かるように表記されてました。http://www.alinco.co.jp/denshi/06/dm305mv_f4.html

DR.DAC2 DXで使ってみた

「DR.DAC2 DX」にプラグを繋ぐ前にテスターで電圧と電流を確認。電流の方は5Aも測れるようなのは子供の頃に買ったアナログ式のテスターしか持ってなかったのでそれで測ると約0.5Aのようでした。無負荷だからかテスターのプローブを当てるとパイロットランプが消えます。直流ですしね。


スイッチを入れるとトランスの唸りがあるのでちょっと離れた場所に設置した方が良さそうだと感じました。足もプラスチックだし制振で遊びがいがありそうに感じました(^^;)とりあえず100円ショップの滑り止めマット敷いてます。「DR.DAC2 DX」もインシュレータの下に同じもの敷いてます。オーディオ・グッズにもスパイダーネットとかいって売ってたやつと同じじゃないでしょうか。14cm四方の物が4枚入ってます。「DR.DAC2 DX」にも「DM-305MV」にも丁度良いサイズ。


「DR.DAC2 DX」で使った場合の電流メーターの値ですが、全然低いですね。RCA出力でボリューム全開にしても0.5Aどころか0.2Aも行ってるんだろうか?とちょっと不安になるくらい。


音は・・・それなりにエージングした方が安定してくるかも知れないので、今回はファースト・インプレッションとして暫定的に・・・ER-4Sで聞く場合、無音時のホワイトノイズに関しては従来のACアダプター使用時と変わらずだと思います。(ちなみに・・・多分、気のせいじゃないと思いますが微かに高周波のノイズはACアダプター使用時から出ていると思います。オペアンプが違うとどうなのかは分かりませんが、私の耳で聞こえるとなると16kHz以下じゃないかと)


そして主に低音が、量は増えたもののエッジが取れて丸くなった・・・ような気がします。これは確かに好みが分かれそう。ネットで見かけたトランス式電源とDR.DACの組み合わせの印象はこういう意味だったのかと追認した感じです。高解像度傾向のオペアンプでもそう感じるとすると低音重視の場合は低音がボンつくこともあるのかも知れませんね。


RCA出力にしてSTAX SRS-3030で聞くと・・・うーん、今日もSTAX絶好調です(^^;)ACアダプターとの違いは・・・良く分かりませんが、良い音ですw

感想、とりあえず・・・

いきなり激変wはなかったですけど、聴き比べてみるとそれなりに違いはありそうです。「DM-305MV」からの出力にもリップルはあるようなので平滑用にコンデンサーを繋げてみたいですね。オーディオ関係で定評のある奴なんか使ったらプラシーボの力で音も違ってくるんだろうと思います。オーディオ遊びには信じる力も重要ですよねw本気でやるつもりならオシロスコープも持ってこないと・・・。前に入手したジャンク寸前のオシロスコープまだ使えるかな。ちなみにこんな感じ(http://community.phileweb.com/mypage/entry/1427/20110504/23790/)の脈動があるらしいです。


とりあえず・・・「DR.DAC2 DX」に「アルインコ 直流安定化電源 DM-305MV」使えました。


接地アースを何とかしたらもう一度音について書いてみたいですけど、STAXで聞く限り現状でもかなり満足してきてるので(^^;)参考にならなくてゴメンなさいorzただ、ちゃんと音を楽しもうとするときは蛍光灯も消しますし、ルーターのACアダプターも抜いてしまいます。スイッチング電源はやっぱりACのラインに悪影響あるだろうとは思っています。