Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

散々妄想されてきた災害シーンなのにいざ現実化すると「不謹慎」で自粛してしまう・・・

これって何なの?


ゴジラ」や「ウルトラマン」を始めとする特撮物だけではなく「トップを狙え!」「エヴァンゲリオン」(両方とも特撮物の申し子的な作品ですが)などアニメも未曾有の危機や災害を描いてきた。ハリウッドなどの映画産業もそうだ。「日本沈没」「世界が燃え尽きる日」「デイ・アフター・トゥモロー」「2012年」などなど、よりリアルに過激にスケールアップしてきた。視聴者の望みに沿うように。


これらは単に面白おかしく描いているだけなのか?教訓として得られるものは何も無いのか?


作者達の想像が色々なシチュエーションを描き出しているが中には知恵として現実に役に立つこともあるのではないのか?知恵とは「知」の「恵(めぐみ)」だ、自粛、自粛で何でもかんでも封殺してしまう、もしくは不謹慎、不謹慎と非難するのは「見ざる聞かざる言わざる」と同じく「知る」こと「知らせる」ことを放棄してしまい実に消極的で後ろ向きの姿勢に思えてしまう。


「絶対絶命都市4」の発売延期or中止ってどうなんだろう?「東京マグニチュード8.0」の放送自粛ってどうなんだろう?


きっと発売や放送をすれば、主に被災していない地域で反響を呼んで、常よりも多く売れたり視聴率を稼げたりするかも知れない。が、いっそ、それで得られる利益の大きな部分を還元する方が何もしないよりもマシなんじゃないか?とも思う。


企業イメージが損なわれるかも知れない、狂信的な何らかの団体に粘着されるかも知れない、それで企業としての寿命が縮むかも知れない。それでも伝えたい何か・・・ってものがそもそも無いのかも知れないな、結局は。