Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

真空管に熱収縮チューブとチタングラス・オプティカル


これは成功でした。SYLVANIA 12AX7A、RFT 12AU7、JJ EL84の組み合わせなんですが、12AX7を私の手持ちの最高グレードの一応本物(^^;)のMullard(BOGENブランド) のECC83にした時のように中低域のディテールが増しましたし、色々聞いてみて今まで聴いた覚えのない音も耳につくので、うちとしては疑いなくこれまでで最強最高のHA-1Aになってます(^^;)


SYLVANIA 12AX7Aには試しにプリント部分にチタングラス・オプティカルを塗ってから熱収縮チューブを付けないで上記の他の熱収縮チューブ付き真空管と合わせましたが、やっぱり初段の増幅管は重要なようで1本だけ熱収縮チューブが付いていないだけでホワイトノイズは耳につくし音に深みが無くなります。


しばらく聞いてみてチタングラス・オプティカルを塗った箇所を擦ってみました。最初から浮いていたのかもしれない点々とした部分は取れてしまいましたが、元からそこにあったと思われる部分は手袋の滑り止め部分で軽くこすっても取れませんでした。しかし・・・この部分はもしかしたらそもそもが手袋の滑り止め部分で擦ったくらいではもう取れないような部分なのかもしれません。チタングラス・オプティカルによるプリント部分の定着には自信が持てませんでした。やはり水ガラスを注文して試してみようと思います。


ところで、熱収縮チューブ付き真空管で最強のHA-1Aを楽しんでいますが、ソースはONKYO SE-150PCIのアナログ出力をSTAX-SRS3030のドライバの端子経由(スルー出力)です。近日届くはずのSE-200PCIとの音の違いが分かりやすくなるだろうと3日前からずっとONKYO SE-150PCIのアナログ出力を聞いています。


今のHA-1Aで聞くと、ONKYO SE-150PCIも実は結構良い音を出していたんだと・・・いまさらですが(^^;)


熱収縮チューブを被せた後の音で一番はっきり変わったと感じるのは奥行きです。ランパルピノックのバッハのフルート・ソナタ全集でチェンバロが右手前中央寄りでフルートが左端やや奥という位置関係をはっきり感じられたのは初めてですし、初っ端であんなにはっきりした咳払いが入っていたとは。真ん中だったしピノックでしょうね。一時期、MuVo^2に入れてよく聞いていたんですけど。MuVo^2の方はこれと比べると聞こえ方がやや平板。この場合の奥行きというのは各楽器の音がよく分離していてディテールがつぶれないから感じられるんだという気がします。


ロリーナ・マッケニットの「the secret book」も新鮮。「もののけ姫」のサントラもやっぱり面白い。音の分離が良いとオーケストレーションをイメージしながら擬似的にですが視覚的にも楽しめます。


それとインバルのマーラー交響曲全集のBRILLIANT廉価BOX版、録音悪くなかったです(^^;)DENON盤と比べてどうかは比較していないので分かりませんが。


ところで今日はSound Player Lilithで聞いています。スキンはこちら(http://nasu.szero.net/)のMUSCというスキンのリスト付のものを使わせていただいています。