日曜日にBELDEN 8412(1m=380円)とDAYTONの安いコレットチャック式プラグ(4個セット=1800円)でラインケーブルを一組作りました。1.5mを2本作って2940円というコストパフォーマンスの良いラインケーブルになる予定だったんですが・・・
このDAYTONのコレットチャック式プラグはあまり良くありませんでした。工作精度は良くてスクリュー式のカバーを締めても引っかかることはありませんでした。が、シールド線を引っ掛けるところがないのでハンダづけしにくいです。ケーブルをかしめて固定する金具もないので、芯線のハンダ付けとネジだけでケーブルを固定することになります。
それでは不安だったのでホットメルトを充填したのですが・・・あとのチェックが面倒。一応テスタで導通とショートのチェックをしてからホットメルトを流し込んだのですが後のチェックが面倒になりました。実際の音出しを確認するまでホットメルトを充填してはいけないという教訓でした。
また、赤と黒のラベルが付いているんですが、ただの紙のシールですぐに剥がれてきます。赤と黒の熱収縮チューブでこのラベルの代わりにしたほうが良いかもしれません。
さて、ホットメルトで固めてこれで良しと思ってつないでみたところが・・・ブー!というノイズが。アンプの電源を入れたままラインケーブルの抜き差しをしてピンに指が触れたときのようなあれです・・・同じ作り方のシールド線片浮かしの自作ラインケーブル(小沼の1芯ケーブル使用)の方はノイズは乗らないんですけど。
BELDEN 8412ケーブルもヘッドホンの延長ケーブルで自作していますし。はて?作っているときにちょっと迷ったのは2芯のうちの一方をどうするか?でしたが、これもシールドの網線同様プラグの側面にハンダ付けしてGNDとしました。
向きはシールド結線してある方をDPF-7002に結線していない方をHA-1Aにと普通の繋ぎ方だったんですが・・・。念のために逆向きに繋いでみましたが、やっぱりブー!
そこで接続で迷った2芯の片方を思い切って切断してみました。が、変化なし。これは接続が間違っているとか、接触不良とかではなしに、BELDEN 8412自体がラインケーブルとして使うにはノイズに弱いということなんでしょうか?AVアンプとかの背面を通すので確かにノイズまみれの環境だとは思いますが。
試しにAVアンプPS5400の前面のAUXにこのケーブルをつないでみてその先にMuVo^2を繋ぎました。これなら背面側よりもノイズは少なそうだしコンセントに繋がっていないので電源ラインを介したアースループかどうか分かるかなと思って。(PS5400はコンセントに繋がってますけど)
まず普通にシールドをハンダ付けしてある方をMuVo^2側にしてみると・・・ブーノイズですねぇ。MuVo^2側のプラグに触ったりするとノイズが大きくなります。PS5400側のコネクタに触れるとノイズが小さくなってほとんど問題ないレベルになります。
次に逆にシールドをハンダ付けしてある方をPS5400側にしてみると・・・プラグに触らない限りノイズが聞こえません。
これは外来ノイズ、特に誘導ノイズという判断で良いんでしょうか?シールドチューブは買い置きがあるので試しにそれで何とかしてみて、ダメならプラグを切断、できるだけホットメルトを除去して再度ハンダ作業からやり直そうかと。