Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

竹炭


身の回りにある電磁波対策品でこれは間違いなく効きますというのは吸収ではなくて「遮蔽」ですがアルミホイルくらいでしょうか?携帯電話にアルミホイル一枚巻いただけで完璧に圏外にできますから。3Gの高周波の遮蔽には間違いなく効果があるとはいえますよね。しかし・・・反射が・・・


キャンドゥで買った備長炭シートこれは60x45cmのもので携帯電話をぐるぐる巻きにしても圏外にはできません。まったく効果が無いか効果のある周波数帯が違うようです。


で、下の「竹炭の電気的物性と電磁波シールド効果に関する研究」なんての読むとGC#16よりは炭の方がまだマシかなと思いますが。下の実験では厚さ8mmだし。
http://www.kagoshima-it.go.jp/public/report/report1998/1998-09/09.htm


ただ、問題は電磁波吸収効果がある一方でそれを上回る反射効果があるので反射を抑えないと輻射の弊害の方が大きいだろうと。炭化の温度によっても違いがあるらしいので・・・4GHzの場合650℃で炭化した竹炭がもっとも吸収率が高く20%。しかし50%以上は透過、30%近くは反射ということです。高温で炭化した炭の場合、吸収率0%、反射率100%となり、吸収材ではなく反射・遮蔽材になります。


下のページでも主に遮蔽の効果をうたってますね。

http://www.sumipower.com/zatsugaku/


しかし、650℃で焼いた竹炭欲しい・・・っていってもどこでそんなものが手に入るんでしょう?(「650℃で焼いた竹炭ありませんか?」って問い合わせしまくるオーディオ・ファンの姿が目に浮かぶようです・・・迷惑だろうなぁ)


と思ったらこの炭の炭化の温度で特性が変わることは健康グッズ関係では良く知られた話のようで、特に竹炭そのものが高温で炭化するのが難しいらしく購入しやすい竹炭はだいたい中低温炭(300〜650℃)らしいです。


要するに、電磁波吸収材としては竹炭もしくは中温炭、中低温炭が(300〜650℃)適していて、電磁波遮蔽材(反射)としては備長炭や高温炭(800から1100℃)が適しているということです。pHもそれぞれ中温炭、中低温炭が酸性から弱アルカリ性、高温炭がアルカリ性ということでペーハー・センサーでも区別できそうです。(確かクラゲを飼っていたときのが残っていたはず)

http://www.ii-ie2.net/goods/sumi/index.html


よーし、今度は竹炭萌えってことで(笑)