Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

グリーンカーボランダムは電磁波を吸収するのか?


これは新しい型で作ったGC#16タイルです。平面にこれを並べて張るとか、厚みが欲しい場合は重ねて張るとか応用しやすい形です。いやー、シリコン・シーラント、期待以上に使いやすいです。


円筒状の方も、以前と作り方を変更して「ボンド ウルトラ多用途SU」は使わずにGC#16タイルと同じくシリコン・シーラントにGC#16を混ぜて練ったものをそのまま型に充填したGC#16タブレットです。透明度は劣りますが、中身のGC#16同士がしっかり結合していながら表面は適度な柔軟性をもちます。しかもシリコン・シーラントそのものが耐熱性に優れるうえに絶縁性があるので金属パーツとの接触も怖くありません。

追記:シリコン・シーラントにちょっと欠点が・・・両面テープが全く効きません


ところで・・・いろいろやっといて今頃こんな話でなんなんですが・・・グリーンカーボランダムって本当に電磁波を吸収するの?吸収するとしたらどんな周波数帯をどれくらい?ってことですが・・・


市販の電磁波吸収材の仕様を見ても全周波数帯で数十dBなどというものは存在しないわけで、特定の周波数帯でマイナス数dBで構わないのですが。


で、下のURLを読むと「厚さ30cmで計測器で測れるほどの違いが出る」とあります。もう、あり〜?ってな感じです。
http://homepage1.nifty.com/straylight/bbs/docs/20040127113601.html


本当ですか?でも他に信頼できそうな情報源でGC#16でどれだけ電磁波を吸収できるか少しでも触れたものは今のところ見つけられませんし。


1kgの袋をいくつか買ってきてそれをそのままシャーシの内部に充填してさらにその周囲に数十センチの厚さで囲ってやっとマイナス数dBって感じでしょうか?オヤイデの電磁波吸収テープよりも効果が薄そうです。


ってことで、今のところ「グリーンカーボランダムは電磁波を吸収するのか?」については条件付きで「肯定」しかし、その効果は微弱。電気的特性よりもその質量、体積による制振効果、プラシーボによる心理的効果の方が大である・・・ということのようですね。


はっはっは。いかにもオーディオに相応しいアイテムじゃないですか。計測器に表れないレベルの差でも音には出るかもしれない。自分の耳では聞き取れるかもしれない・・・まさに趣味としてのオーディオに相応しい気休めアイテム。ただ効果があるにせよ無いにせよ根拠は依然として不明なので一応判断保留ということで。


それにGC#16を樹脂系の接着剤などで付ければ音が変わる可能性は大いにあるし、もし吸収は微量ながらするけど反射はしないというのであればそれなりに使い道はありそうです。


シリコン・シーラントは十分あるので手持ちのGC#16については片手間にタイル状のものを作っていきましょうかね。