某地方のHARD OFFでONKYO C-711Mノーマルのジャンク「PLAYボタンを押すとなぜかイジェクトされる」を525円で購入しました。
電源入れるとカラカラ大きな音がします。FL管の表示の明るさはまともです。その他見かけの不都合は無視して・・・。C-711M LTDとの違いを調べるのが購入の目的だったんで早速チェック。
といってもパーツが抜かれていたり交換されていたら正確なことは分からないんですけど・・・ジャンクですから。
電源コード、確かに細いですね。インシュレーターというか足はプラスチック(ABS?)に薄いコルクが貼ってあります。RCAの端子は金メッキなしの鉄。追記:本体のカバーも薄くて軽いような気がします。
中を見ると、すぐに目に付く大きな違いはCDドライブ上面がむき出しなこと。LTDはクランパー用の穴が開いた鉄のカバー付きです。
コンデンサーは電源平滑用が16V 3300μFであること(LTDはメーカーは同じニチコンですが25V 3300μF VX(M)でした。オリジナルか改造品か不明ですが)も含めて汎用品ばかり。うちのLTD(中古で入手)は制御用マイコンとFL管表示部を除けば主電源部、CDドライブ用電源部、LPF、デカップリングなどにMUSE、SILMICなどオーディオ用が使われていました。追記:オペアンプの種類は電源部はJRC NJM4556DDで同じでしたが、DACの下流の3つのオペアンプはLTDではPHILIPS NE5532ANだったのに対してノーマルの方はJRC NJM4556DDでした。
あ、基板を固定するネジが一本無い・・・ひとくちにジャンクといっても動かないだけならいいんですが、パーツが無いというのは嫌なものです。
電源入れると、カラカラ音がするのはピックアップを動かすトラッキング・モーターの黒くて小さなギアが白い大きな歯車としっかりかみ合わずに空回りして擦れているせいだと分かりました。つかんでゆすってみると黒いギアのほうがグラグラ動きます。あいやー、こりゃ一発では治せません。ギヤの完全な磨耗や欠損ではなさそうなのはまだ救いがありそう?ですが。
他の点検も含めてメカ部を分解してグリスの塗り直し。ローディングベルトはまだ大丈夫そうです。ピックアップは何だか透明度が低くて内側がうっすらと曇っているように感じます。ハウジング部を外してみましたが対物レンズ?は接着剤で固定されていて簡単に取れそうにありません。今回は諦めます。
まぁ最悪、ネジとかシャーシ、基板などの交換用パーツを525円で買ったと思えば(^^;)