Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

オーディオボード自作 & fo.Q 水性塗料タイプ


SONY CDP-555ESJの設置場所はテレビ台で、当初、その上に地震対策用の防振材を3cm四方に切ったものを6箇所貼ってからその上にパイン材の集成板1.5cm厚のものを敷きCDP-555ESJを置きました。


追々アップグレードするつもりだったので、今回某ジャンク・オーディオ修理のサイトを参考に、パイン材の同じ板をもう一枚用意してブチルゴムの両面テープで貼り合せて簡易オーディオボードを作ってみました。(JUNK記事の公開が終了してしまい残念です)

結局、パイン材、防振材、ブチルゴムテープなど合わせて5000円ほどかかってしまったので安上がりとはいえませんが・・・効果はなかなか大きかったです。足元を固めるのは重いCDPでも効果的なんですね。


この簡易オーディオボードの上に背の低いラックを載せてその上にHA-1Aを置きました。その際、fo.Qの水性塗料タイプをラックの足の天板と接する面に塗布してみました。


http://www.foq.jp/products/tuning/pa01.html

fo.Qの水性塗料タイプは、水性というだけあって金属パーツに塗ると錆びるという注意書きがありました。ふたを開けてかき回してみると塗料というよりジェラート・アイスのようにぼってりと重くてこんなもの筆でぬれやしない・・・という状態でした。ヘラで盛リ付けるという方が正しいな、と。ただ臭いが嗅ぎなれたものなのでラベルに書かれてある成分を確認したらfo.Qの粉末?のつなぎに使われているのはアクリル樹脂でした。なので、グンゼの水性ホビーカラーと同じです。溶剤が手元にあったので使ってみたら筆で塗れる程度にゆるくなりました。水でも大丈夫だとは思いますが、ちょっと試したけど水性ホビーカラーの溶剤の方が溶け方が圧倒的によいです。塗料皿に少量移してさらに薄めて、塗ってはドライヤーで乾かしを3回ほど繰り返して仕上げました。


fo.Qの相乗効果も若干あるかもしれません。HA-1Aのヘッドホン端子からのホワイトノイズも減り、かなり音が締まりました。


「LASTEXILE O.S.T.」ONKYO C-711MLTDで聞いていた頃からなかなか良い音だとは思っていましたが、こんなに良かったとは。それと「SID」ですが・・・微妙といえば微妙ですがキンキンした響きが無くなって綺麗に聞こえる傾向があります。特に、やはりというか女性のボーカルなどは。9曲目、「Requiem in the air」の女性のコーラスとピアノのみですが、これなどは明らかに「SID」を使った方がしっとりした良い感じになります。

Last Exile 1

Last Exile 1


いままであまり「SID」の効果は分からないというか、実はあまり好きではない逆効果に感じていたのですが・・・プアなオーディオ環境ではあまり効果が分からないものなのかも知れません。


さて、fo.Q 水性塗料タイプですが金属に直接塗ると錆びるというなら間接的に塗ったらどうでしょうね。たとえば金属シャーシの内側をいったんラッカー系の塗料で塗った上からfo.Q 水性塗料タイプを重ね塗りするとか。ラッカー系の上から水性系の塗料を塗るなどはプラモ作りの基本でしょうし。


ふと考えたのが、「SID」に塗ったらどうか?・・・です。均一に塗るためにエアブラシを使おうかと思うんですが・・・その前に「SID」を型にして適当な素材で複製を作ってやった方が無難ですね(^^;)