Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

純銀を使ったRCAケーブル


コアに0.8mmの純銀 4N(99.997%)の単線を使ったオヤイデの映像用同軸ケーブルFTVS-480というのがあるのですが、このRCAケーブルはそれに金メッキのピンコネクタを銀入りハンダづけしたものということです。ネットオークションで見かけるハンドメイド品のひとつですので、あたりはずれがあるかもしれません。


http://www.oyaide.com/audio/audio_products_files/ftvs-408.htm


オヤイデの上記ページを見ると、シールドは銅箔テープと錫メッキ銅メッシュのようです。


実際に聞いてみると、オーディオ用のRCAケーブルとして全く問題ないように思います。


例によって


KENWOOD DPF-7002(CDP) -> TOSHIBA RD-XS33(HDDレコーダー)


で、ハンス・オットー演奏 J.S.バッハトッカータとフーガ」のトッカータを16bit 48kHzのリニアPCMで録音したものをPCでWAVE化してWave Spectraに読み込んでピークの比較をしました。


(1) 赤:FTVS-480、 青:リップド


(2) 赤:FTVS-480、 青:ATA6A48


(3) 赤:FTVS-480、 青:ATA6A48+アルミシールド


また、別のデータも取ってみました。WaveGeneで信号を発生させて光ケーブルでKENWOOD DPF-7002に送り、そのDACで変換したアナログ出力をRCAケーブルでAVアンプのPS 5400に送り、それをPC側のLINE INに戻してWaveSpectraでピークのグラフを保存するというものです。


一応色々な周波数でやってみたのですが、ホワイトノイズが全周波数帯で出力があるのでケーブルごとの違いが分かりやすいだろうと思います。横軸は20-20000Hzの範囲でリニアの表示です。(これまでは対数表示)


WaveGenで発生させて保存したWAVEファイルをWaveSpectraで再生したピークは



です。


(4) 赤:FTVS-480、 青:ATA6A48+アルミシールド


(5) 赤:FTVS-480、 青:ATA6A48+錫メッシュシールド