昨日はaudio-technica ART LINK ATA6A48/0.7にいきなり錫メッキ・メッシュタイプのシールドチューブを被せてテストをしましたが、今日はaudio-technica ART LINK ATA6A48/0.7の素の状態と錫メッシュシールド、さらにそれにアース線をつけたもののデータを取りました。
機器構成は昨日と同じく
KENWOOD DPF-7002(CDP) -> TOSHIBA RD-XS33(HDDレコーダー)
でDPF-7002の電源ケーブルにはアルミテープを裏返し巻きしています。
(1) 赤:ATA6A48、 青:ATA6A48 シールドチューブ(07/16)
錫メッシュシールドを付けた方が10kHz付近から下がりますが、その手前の中音域ではピークは上回る場合が多いようです。
HDDレコーダーで録音する段階でも何らかの損失があると思いますが、audio-technica ART LINK ATA6A48/0.7は高域での解像度が足りないという評価もあるようですので、PCでリッピングしたWAVEと比較しても1kHzから15kHz辺りまでの間のピークの下がり具合がちょっと残念です。耳で聞いても当然というかPCでリッピングしたWAVEの方がグラフで見えるとおりダイナミックかつヌケが良いです。
(3) 赤:ATA6A48 シールドチューブ(07/16)+アース、 青:ATA6A48 シールドチューブ(07/16)
錫メッシュシールドチューブを付けたものをミノムシクリップ付きのリード線でアースしたところ、12kHz以上でやや持ち上がります。
こうして見ると、高周波ノイズに悩まされてもいないのに既にシールドされている比較的まともなケーブルにシールドを施すのは音がやせるだけのような気がしますが・・・次は錫メッシュではなくアルミで試してみようと思います。