Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

KENWOOD DPF-7002 電源ケーブル変更


CDPのように低電力のものに太いケーブルをつけるのもなんだかなぁと思うので、細くて質の良いケーブルが欲しいと思っていますが、手ごろな値段のものが分かりません。で、買い置きしてあった、藤倉電線CV-S 2.0sq 三芯、メーカー不詳のタフピッチ銅単線二芯のFケーブル、PC用2.0sq 三芯 プラグ付き安物のどれにしようと考えて・・・一番、安上がりになりそうなPC用2.0sq 三芯 プラグ付き安物を使ってみました。


DPF-7002の電源ケーブルは外見上、直付けですが内部では3ピンのコネクタ形式になっています。同じコネクタとメス・ピンがあれば簡単に変更できるなと前から思っていたんですが、先日、秋葉原駅ラジオセンター2階で同じコネクタ V-H-3Nとかなんとかいうのを見つけたので買ってきました。多分、marantz PS5400も同じコネクタですのでこっちの電源ケーブル変更にも使えると思います。



ピンセットを挟んで左側が元のケーブルとコネクタ。右側が用意した交換用パーツ。


DPF-7002の元々の電源ケーブルはニ芯(1.25mmsq?)で、電源基板側のオス・ピンも2本しかありません。ただ、そのコネクタの真上、メイン基板の裏には塩ビ板のようなもので絶縁されたアルミ板シールドがあり、これがシャーシに接触してシールドのアースになっています。せっかくだから、三芯の方のアース線に圧着端子をつけてアルミのシールド板ごと共締めして接地されたアースに落とすことにしました。


PC用2.0sq 三芯 プラグ付き安物は、九州電気で買った3mのものですが、被覆を剥いてみると、赤黒白の線が縒られているようです。ちょっと気になったのは、充填材と線の間から白い粉がパラパラ落ちてきます。劣化したゴムなのか、それとも何か意味のあるものなのか・・・よく分かりません。


元の電源ケーブルは、白いコネクタ(メス)に刺さっているピンを先のとがった工具でバネ部分を押し付けて外すと切断せずにシャーシの穴を通して抜くことができますが・・・。


大変だったのがシャーシの穴にはまって電源ケーブルを固定しているクランプ状パーツ、正しい名称知りませんがこれを抜くこと、また新しいケーブルを新品のクランプ状パーツで挟んでシャーシの穴にはめること、が大変でした。



DPF-7002はケーブルを10cm以上中に引き込んで基板にロックタイで固定するので、安定感あります。


組み立て直す前に・・・交換用のピックアップも入手したことだし、新品に交換する前に遊ぼうと、使用中のピックアップの縁を黒く塗りました。これは山本式ダンパーZというらしく、ジッターを減らす効果があるそうです(^^;)


さて、ケーブル交換後の音についてですが・・・STAXで聞いているんですが、響きと横方向の広がりが増したと思います。まぁ、もともとプラグ付き3mで900円台のケーブルで接触抵抗も50Ω近くあったごく普通の用途のものなので、太くしたからといってそんなに良くなるとは期待していません。もうちょっと良いものを見つけるまでの繋ぎと予行演習みたいなものですので。少なくとも悪くなったという感じはありません。うん、悪くないと思います。ちょっと響きが好みよりも響きすぎかなという気はしますが。