年明けて物価上昇はますますひどくなりそうですね。エアガン用途の主な代替フロンガスもフロン排出抑制法の規制(製造・輸入等)のせいで価格は上がりそうです。(価格が上がる原因は違うかもしれないです。単にHFC-134a、HFC-152aを製造する業者が減っていて単純に流通量が少なくなっているせいかも)
(訂正:フロン排出抑制法とその影響についてまだ良く理解していないので正確ではないかも知れませんが・・・HFC-134a、HFC-152aは代替フロンであってオゾン破壊はしないものの温室効果は高いので製造・輸入業者にはより温室効果の低いものへの代替を求めているだけで、製造・輸入量を絞ったり規制しているわけではないようですね。HFC-152aのエアダスターがDME+Co2に変わっていってるのも業界の自主的な努力のようです)
代替フロン以外の代替品も複数出始めているので普及すれば現在の代替フロンよりもずっと安くなるんじゃないかと思いますけど。
ところで以前除草剤を撒くのに使った蓄圧式噴霧器があるんですが・・・ずっと使えないかなと思ってYoutubeとか見てたら、やっぱり圧縮したただの空気を外部ソースとして使っている人たちがいました。さすがですw
持っている蓄圧式噴霧器はTAKAGIの「肩掛蓄圧式噴霧器4L GKS-4D」です。前に買ったときも1600円くらいで安いと思ったんですが、年明けAmazonで1021円だったので買っておきました。さすがに除草剤用と区別したいし。
4Lのタンク、外径約8.5mmのホースが1.2m、レバーロック付きのコック、タンクのエアーを抜く安全弁、外径約8mm内径約6.5mmのアルミパイプ、対応するOリングゴム複数、肩掛用スリングベルトもついてる・・・下手したらこれ単体でBB弾を発射できそうな?これでほぼ1000円(^^;)
多分、プッシュ式コックのついてるハンドルとパイプの間にチャンバーパッキン代わりの何か(Oリングとか)を付けてBB弾を固定できれば・・・元込め式でBB弾を発射できそうですwいや私はやらないですけど(^^;)
っていうか・・・プッシュ式コック付きハンドルの先端にマルシンの8mmBB弾が固定できたんですけど・・・(^^;)
ちょっと蓄圧してコックをプッシュしたらプシュって8mmBB弾が少し飛びましたw
しかし私の目的は、AAP-01アサシンなど愛用のガスブローバック・エアガンをローコストで使うことなので・・・蓄圧式噴霧器の外部ソース化を試します。
準備
Amazonで購入できるもので用意したのは
「高儀 TAKAGI 家庭用肩掛蓄圧式噴霧器 4L GKS-4D」
「サン・プロジェクト SP-23-2 カプラプラグセット VerII No.2」
「新潟精機 BeHAUS 日本製 プレッシャーゲージ チューブ外径:6mm GPU6-6」
「uxcell プッシュクイックコネクトワンタッチストレート継手 8mm へ 6mm ブラック ブルー 2個入り」
「サン・プロジェクト SP-11-6 耐圧ウレタンホース 2m 6mmホース」
です。
合計で6200円程度かな?去年買ったウッドランドのフロンガス3本セットと同じくらいの価格。
蓄圧式噴霧器の外径8.5mmのホースをプッシュ式コック付きハンドルの手前でカット。プッシュクイックコネクト継手に接続。外径6mmの耐圧ウレタンホースを適当な長さにカットしてプッシュクイックコネクト継手に接続。外径6mmの耐圧ウレタンホースの先にはプレッシャーゲージを接続。その先に外径6mmの耐圧ウレタンホースを適当な長さにカットして接続。その先にカプラプラグセットのカプラを接続。
「東京マルイ G26アドバンス」のマガジンの注入バルブを抜いてカプラプラグセットのプラグをねじ込んで固定。
これで準備完了ですが、少し問題点が。プッシュクイックコネクト継手は8mmと6mmの異径接続なので噴霧器の外径8.5mmのホースはやや太すぎます。そのせいか、ここで空気漏れが起きやすいです。蓄圧中にちょっと力がかかると空気漏れすることがあります。
また、蓄圧式噴霧器の耐圧性能が分かりません。取扱説明書を見ても「加圧は一定の固さになったらやめてください」としか書いてないので、「一定の固さ」ってどんなだよ???空気漏れするくらいならいいんですがタンクが破裂したら危険です。
なので、ある程度ガスガンを撃てる下限を探りました。せめてワンマグ撃ちきってスライドストップがかかる圧力。
ハンドルによる加圧回数のおおよその目安ですが、50回で約0.15MPa、60回で約0.2MPa、80回で約0.3MPa。0.3MPaくらいではかなり苦労してハンドルを押し込むことになりました。
実用性
結論から言うと0.2MPaのときにワンマガジン約23発撃ちきったときはスライドストップはかかりませんでした。0.12gのBB弾は余裕で撃てましたけど。
0.3MPaの状態でワンマガジン約23発撃ちきったときスライドストップがかかりプレッシャーゲージの目盛りは約0.25MPaでした。
0.15MPaのときは放出バルブが閉まらず(?)エアが抜け続けました。
この蓄圧式噴霧器のタンクの耐圧限界が分からないのであまり上限を探りたくないです。遊びで怪我するのは割に合わない(^^;)加圧用のハンドルが壊れるんじゃないかと心配だし。
とりあえず0.3MPaが実用的であることが分かったので私としては満足です。0.3MPaでワンマグ撃ちきったらまた加圧を繰り返すのが安全。ちなみに室温は約18℃でした。タンク内の圧力は温度にも左右されるのでプレッシャーゲージは付けておく方がいいと思います。
それと念のため蓄圧式噴霧器のタンク内部から液体を吸い上げるためのパイプは外しました。空気の圧縮と膨張で空気中の水分が凝集した場合にそれを吸い上げないためです。
水滴には要注意
実は今回購入した蓄圧式噴霧器、激安だったけど新品として売られていたものです。しかし、プレッシャーゲージを付けて試しに蓄圧と放出をしたときに水が出てきました。びっくりしてタンク内部やシリンダーを見たら水滴が結構残ってました。今回使ったプレッシャーゲージは気体用で他の流体には使うなという注意書きがあるのでこれで壊れてしまうのか?と心配になってAmazonのカスタマーサービスに事情を説明してプレッシャーゲージを交換してもらうことにしました。
上に書いた圧力の数値は交換前のプレッシャーゲージの数値なので、あとで訂正するかも知れません。あしからず。
シリンダー内部やホース、継手などすべて乾燥させるために山善の食器乾燥機を使いました。
そしてテストしましたが、2マガジン撃つ程度ではまったく水滴が生じないので、あの水滴はやはり最初から中にあったものでしょう。新品ではなく中古だった可能性があるんですが、どっちにしろエアガンの外部ソースに使う場合は内部をよく調べて完全に乾燥した状態で使うべきです。
ガスガンをエアで撃つから・・・エア・エアガン?
↓
タンクの耐圧限界が分からず破裂するかも・・・とは言いましたが、タンクには安全弁というか空気抜き用弁があるのでこれが防爆弁になるはず。スプリングの力で閉じているだけなのでそのスプリングの力が蓄圧可能な圧力の限界を決めるのでは?
タンク自体の材質はペットボトルに負けるとは思わないんですが、ペットボトルが破裂するよりも弱い圧力で空気が抜けるようにできているはず。それ以前にハンドルの構造が多分、意図的に弱く作られているようだから限界を極めるにはハンドルの改造も必要かもですね。
ちなみに一般のガスガンのマガジン内の気圧は0.5MPaくらいらしいですね?
Amazonでほぼそっくりな4Lの蓄圧式噴霧器、安全弁は0.3MPaで作動するとあります。やはり0.3MPa辺りで使うのが良いのではないでしょうか?
↓
「東京マルイ MP7A1ガスブローバック」でも試してみましたが・・・マガジンを下から押さえ付けていないと銃口からエアが抜け続けます。普通にフロンガスを入れたときには問題ないので0.3MPaでは圧力が弱すぎるのかも知れません。グリップから突き出しているマガジンの部分を握れば一応撃てましたが途中エアが抜けたこともあってワンマガジン撃ち切ることができませんでした。
つづき:20230111
ふと思い出しましたが、HOT対応のペットボトルは通常のものより若干厚みがあるそうですね。大容量のものは無いかも知れませんが。
昨日の「東京マルイ MP7A1ガスブローバック」のマガジンは中古ということもあってくたびれてるせいかも知れません。注入バルブを抜いたときOリングがちぎれかけていたので交換しておきました。他のパッキンも傷んでるかも知れません。特にガスルートパッキン怪しい。
↓
「東京マルイ G26アドバンス」で0.20gのBB弾を使った場合、0.3MPaで撃ち始めて23発くらいを撃ちきってもスライドストップかかりませんでした。再度試したけどダメでした。いまのところ成功したのは0.12gだけです。
マガジンの互換性がある「Action Army AAP-01」にこのマガジンを挿して撃ってみましたが、2発目から銃口からエアが抜けてしまいます。やはり非互換の部分、ルートパッキンの形状のせいでしょうか。残念。プラグをWA互換のものにするのが簡単かな?「コネクタープラグ No.3 タイプ Ver.2 (6mmホース用) (SP-24-3)」ですね。
しかし・・・外部ソースへ選択肢を拡げることはできましたが、この蓄圧式は疲れる(^^;)いや筋トレになると思えば・・・我慢できる?
プレッシャーゲージが0.3MPaの辺りで安全弁から勝手にエアが抜けるのでこのタイプの蓄圧式噴霧器を使う場合はプレッシャーゲージは不要かもしれないですね。
つづき:20230113
0.3MPaまで100回くらい圧縮する必要があるんですが、容量がもっと小さければもっと少ない回数でできるんじゃないのかなぁ・・・2Lとか。2Lの製品を買う手もありますが、せっかく安く手に入れてホースの互換も解決したのでこれのタンクに何か固体を詰めて容量を小さくするとか。試すならまず4L->3Lにして圧縮回数を少なくできるかやってみたいですねぇ。使いかけのシリコンシーラントとか廃棄予定のものをこの中に捨ててみるとか・・・使用済みのBB弾も混ぜてかさ増しするかw
新たに購入して試すならこれかな
メーカーサイトで仕様を確認すると安全弁が0.3MPaで作動すると明記されてますし。蓄圧式噴霧器 ミスターオート HS-251BT(HS-251BT-AAA-2) HS-251BT | 株式会社工進【公式】
つづき:20230114
溜めてきた約1リットルの使用済みBB弾をタンクに充填して圧縮する容量を減らすことにしました。約1リットルとは言っても球形のBB弾なので隙間だらけ。実際の容量はもっと少ないはずです。
それでも0.3MPaまで80-100回?だったポンピングが70回くらいに短縮されました。今日は室温18℃以上あるというのも影響しているかも。
「ガスブロG26アドバンス 」で0.2gのBB弾を21発撃ち切ってスライドストップかかりました。プレッシャーゲージを見るとまだ約0.3MPa近かったので2マガジン目も撃ちました。今度はスライドストップかからず。
0.25MPaから0.3MPaまでポンピング約15回。安全弁からエアが抜け始めたので急いで21発撃ちきって・・・スライドストップかかりました。多分、室温は高い方が蓄圧式エア・エアガン?は使いやすいと思います。
また、BB弾入れる前のタンクが空だったときよりも重くなってタンクを扱いやすくポンピングしやすくなった気がします。
これからは使用済みのBB弾は選別して砕けてないものはこの中に溜めていきます。
↓
「コネクタープラグ No.3 タイプ Ver.2 (6mmホース用) (SP-24-3)」買ったので、「ACTION ARMY AAP-01アサシン」のマガジンに付けてみました。マガジンバンパーの穴が小さくてコネクタープラグを付けるにはマガジンバンパーを外すか穴を広げるか・・・結局ステップドリルでマガジンバンパーの穴を8mmに広げました。7mmだとOリングがつっかえたので。
0.3MPaで撃ち始めたんですが、ガスの切れかけた状態のように勢いが弱くて・・・途中で後退したボルトが戻りきらずエア漏れが止まらなくなりました。代替フロンガスを入れたら問題ないので0.3MPaでは圧力が足りないんでしょうね。「東京マルイ G26アドバンス」の方は結構いい感じで撃てていたので、「ACTION ARMY AAP-01アサシン」に付けてるカスタムのロングインナーバレルが影響してるかも?
いまのところインナーバレルを純正に戻すつもりはないので、AAP-01アサシンは代替フロンガス用ということで。いつか、グリーンガスとか別の外部ソース使えるようになったらこのコネクタープラグを活用します。
つづき:20230129
MP7A1はマガジンの容量が大きすぎて蓄圧式には向かないだろうと思ってます。マガジンに蓄圧するわけじゃないけどマガジンの容量は小さい方が蓄圧式噴霧器からの空気圧をそのままBB弾発射とブローバックに使える気がします。
「東京マルイ V10 ウルトラコンパクト」って実銃がシングルカラムマガジンで小さいのでガスが10gしか入らないらしいですね。これの中古とか、あるいは固定スライドのコンパクトキャリーが向いてそう・・・来月ちょっと考えてみようかな。
「ACTION ARMY AAP-01アサシンコンパクト」もいいかな・・・せっかく使えるコネクタープラグあるし。マガジンの大きさは変わらないみたいですけど、短いインナーバレルだと低い空気圧でも良さそう。