映画「オーヴァーロード」(2018)
レンタル落ちの中古DVDを買いました。現在配信されてないんですよね。
タイトルの「オーヴァーロード」はノルマンディー上陸作戦のコードネーム?の「オーヴァーロード」で、上陸作戦を成功させるために内陸に降下して軍事施設を破壊する作戦の空挺部隊の米兵たちがこの映画の主役です。
フランスのある村の電波塔を破壊する目的で降下した第101空挺師団のある部隊が目標のある塔が隣接している教会で遭遇したものとは?
これJ・J・エイブラムスが製作に携わりBAD ROBOTSが関わっているせいか、B級ホラーにしては戦争映画としての描写や小道具、セットなどよく出来ています。
その分、ホラーとしてはボリュームが不足しているかも?
ドイツ軍の将校、ユアン・マクレガーに似た役者で見たことあるなと思ったら「ゲーム・オブ・スローンズ」のユーロン・グレイジョイの役者でした。
アメリカ軍の黒人軍曹も見たことあるなと思ったら「山猫は眠らない2 狙撃手の掟」のバディで黒人諜報部員のジェイク役。本作「オーヴァーロード」での雰囲気はまるでサミュエル・ジャクソンw
久しぶりのWWII戦争ものでまあ面白かったんですけど、第101空挺師団に黒人軍曹に黒人二等兵・・・当時の米軍は白人と黒人は完全分離だったようなのであり得ないらしいんですよね。
黒人のみの黒人部隊はありましたよね。またレッドボール・エクスプレスという輸送部隊には黒人が多かった(白人もいたということ?)らしいですけど。
たかが娯楽映画でそういうことを気にする人は少ないかもしれませんが、例えば私の知識の何割かはマンガや映画からのものだったりします。子供の頃に見聞きした情報の正誤はその当時は全く気にせず受け入れています。あとになって間違っていたことを知ったりします。なるべく正しい方が良い・・・
ポリコレかなにか知りませんが、歴史上無かったことをあったことにしたり、あったことを無かったことにしたり・・・ん?これいわゆる伝奇物と同じか(^^;)
結局フィクションは鷹揚な態度で受け止めて、ノンフィクションには厳しく当たるべきなのか。