Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

ゲルボール「レッツ・バスクリン」(蛍光着色) 更新:20240424

20240420

普通の乳白色や白系透明なゲルボールを蛍光色で着色できないかな?と。

安上がりに実験できそうなのが入浴剤の「バスクリン」。

バスクリンの蛍光色

バスクリン」を溶かした水に乾燥ゲルボールを入れて膨張させればいいのでは?と試してみました。

適当に計量スプーン2ccの分を水に溶かして40ccの「バスクリン」水溶液(20倍)を作って、ゲルボールは「激趣(白)」をこれまた適当に計量スプーン2ccの分を入れました。

ただの水ではないので十分な大きさになるまで時間がかかるだろうと、5時間浸水させてから様子を見ました。

色は見事に「バスクリン」色になったし、UVライトで光りましたが、大きさが・・・まだ小さい・・・6mm程度しか無かったです。

なので水を40cc足して80ccの「バスクリン」水溶液(40倍)にして、さらに4時間経ちましたが・・・まだ小さい・・・やはり6mm程度かな?(B)

なので、今度は普通の水にいくつか入れてみることにしました。(A)

さらに、数日前に普通の水に浸水させて8mm程度に膨らませたもの(D)を、「バスクリン」水溶液(40倍)にある程度の時間入れてみることにしました。(C)

4時間経ってから、UVライトを照射したものがこちら。

蛍光色ゲルボール

左から、(A)乾燥状態から5時間「バスクリン」水溶液(40倍)に浸水させてから4時間普通の水に浸水させたもの。(B)乾燥状態から9時間「バスクリン」水溶液(40倍)に浸水させたもの。

(C)乾燥状態から4時間以上普通の水に浸水させて8mmの大きさにしたものを4時間「バスクリン」水溶液(40倍)に浸水させたもの。(D)乾燥状態から4時間以上普通の水に浸水させて8mmの大きさにしたもの。

並べ方がまずくて分かりにくいかもしれませんが・・・重要なのは

バスクリン」水溶液でゲルボールの蛍光着色は可能。


普通に水で戻したゲルボールも「バスクリン」水溶液で蛍光着色は可能。


ただし、大きさが6mm程度にしかならない。


確認のために、普通に水で戻して約8mmの大きさにしてあるものを、「バスクリン」水溶液(40倍)に入れて30分ごとに大きさの変化や着色の度合いを確認しようと・・・

30分後にチェックしてみると、色は薄いけど着色されていてUVライトでもそれなりに光って見えます。ただ、問題は大きさ。8mmあったものが、もう6mm程度に縮んでます。

30分でこんな感じ

浸透圧のせいなのか成分のせいなのか分かりませんが、「バスクリン」水溶液にゲルボールの水分が奪われる(移動する)ようです。

すでに上に見たように、濃いめに着色したゲルボールも浸るくらいの水に入れておくと染料の成分が抜けて大きさは8mmに戻る(A)ので、水分と染料はゲルボールから出入りすると。

水分と染料がゲルボールと水溶液の間で平衡状態になる濃度があるのか・・・

あるいは濃度はこのままかもっと濃くして短時間で着色できるならそれも実用的といえるかも?

どっちにしろ、試行錯誤が必要ですね。

「レッツ・バスクリン!」

細川ふみえのCMは「レッツ・バスロマン」でしたが(^^;))


なお、「バスクリン」の蛍光染料、「黄色202号(1)」(「フルオレセインナトリウム」「ウラニン」)は光で壊れやすいらしいので、着色に成功したとしても遮光容器などで保存しない場合は蛍光色でなくなり、UVに反応しないただの緑色になるかもしれないですね。



「激趣(白)」約8mmを、「バスクリン」水溶液(80倍)に浸けて時系列でどう変化するか・・・

反応が早すぎても困るので、昨日の「バスクリン」水溶液(40倍)に水80ccを足して「バスクリン」水溶液(80倍)にしてあります。

3分から20分までと25分、30分、35分、00分(元のゲルボール)


バスクリン」水溶液(80倍)に浸けた場合でも、反応は速やか。20分後には大きさ7.0mmを切るものが出ます。着色の方も20分でどうにかUV反応をはっきり認められる感じ?

並行して、「バスクリン」水溶液(80倍)に20時間以上浸けて大きさ6mm程度になったものを水に浸けて大きさを戻す実験をしてますが、30分では7mm以上には戻りませんでした。水が多すぎると色が抜けきってしまいそうだったので、30分の時点で水を少なくしてゲルボールの頭が出るくらいの深さにしました。

60分でも7mm以上には戻りませんでした。色の抜け方も変化しなくなったような気がします。

色が抜けるとの水分が吸収されるのと・・・平衡状態になってしまった?ポリマーの架橋の隙間に入る水と染料の分子量と分子の大きさの違いが関係してるんでしょうか?

バスクリン」には「黄色202号(1)」以外にもいろいろな成分があるので複雑で分からないですね。専門家じゃないので、これはもう少し様子を見てトイガンに使えるかどうか、既存のゲルボールブラスターで射出できるかどうかの判断を下したいと思います。

とりあえず、8mmのゲルボールを「バスクリン」水溶液(約80倍)に15分浸けたものと20分浸けたものを使ってみて、UVライトとの組み合わせで期待したような視覚効果が得られるのか・・・夕方やってみます。


あ、そうだ・・・ゲルボールを蛍光着色する目的は、蓄光ゲルボールの代替です。UVライトを照明に使った状態で弾道が見えるかどうか?ですね。

蓄光ゲルボールは高価なので(^^;)


どうしても6mmになってしまうというなら・・・10禁エアコキの、「東京マルイ コルトパイソン」や「クラウンモデル U10 ジュニア」なんかで使ってみます。6mmに縮んだものは8mmのときより硬いかもしれないです。もしかしたら、カートリッジ式だけでなくセミオートハンドガンのマガジンに入れて使えるかもしれない・・・

ただ、0.12gの蓄光BB弾は安価なのでゲルボールをあえて使う意味はあまりないですけどね。プラスチックごみを減らせるメリットはあるかもしれないけど。


8mmのゲルボールを「バスクリン」水溶液(約80倍)に15分浸けたものと20分浸けたものを使ってみて、UVライトとの組み合わせで期待したような視覚効果が得られるのか・・・

15分浸けたものを、「XYL ZP-5 PYTHON」のオプションバレルに小型UVライトも付けて経路に設置したUVライトも点灯して撃ってみたんですが・・・弾道は全然見えませんでしたorz

そもそも着色が薄すぎてUVライトへの反応を見るにはUVライトにかなり近づけないと。設置した10WのUVライトは幅80cm程の距離をおいた左右からターゲット方向を照射していて、ミルクオレンジのダーツなどは弾道の視認は難しいものの、少なくともターゲットに当たって跳ね返る様は光って見えました。

しかし、着色したゲルボールは初速20m程度で山なり軌道でターゲットに当たっているはずですが、全然見えませんでした。薄い、薄すぎる。


バスクリン」を4cc追加してなるべく溶かしきった水溶液で、6mmのゲルボールとして使ってみることにします。

20240421

10WのUVライトは昨日は幅80cm程の距離をおいた左右から縦向きの設置だったんですが、ひとつ手前に移動して発射位置から1.5mで横向き、3.0mで縦向きに設置してます。「ナーフ ハンマーショット」でオレンジ(ミルクオレンジ)のダーツ撃ってますが昨日より見やすくなりました。

電源は2ポートそれぞれ最大12W、合計最大出力24WのUSB電源を買いました。


東京マルイ コルトパイソン」10禁エアコキでは・・・先込めでは全然飛びませんでした。一晩濃いめの「バスクリン」に浸けたゲルボールの直径は5.8-6.0mmで6mmBB弾の代わりになる大きさのものが少ないです。

なので、後込めにしました。パッキン無いですけど。

東京マルイ コルトパイソン」10禁エアリボルバー用カートリッジ

これだと4m先のターゲットに届きました。一応使える(^^;)弾道は・・・かすかに見えるw。UVライトに近づけるとかなり光るゲルボールなんだけどな・・・弾道は、はっきりとは見えない。

4m先のシューティングボックス内の金属製ターゲットの90x90mmの円形フリップに狙って当てることもできました。1/6発でしたけど。

弾道と着弾は左にそれるものが多い印象。山なりもあるけど、ときどきまっすぐ届くものもある。

バスクリン・ゲルボール

UVライトを設置してあるシューティングボックスに入ってからはっきり見えます。

これだと、視認性に関しては普通の照明下で撃つのとあまり変わらないかな。夜間、また試してみます。


「クラウンモデル コルトパイソン用カートリッジ」は後ろにパッキンがあるので試してみましたが、パッキンにはゲルボールが全然止まらないし先端でも止まらないので使えませんでした。

蓄光ゲルボールを「バスクリン」に浸けて直径が縮むようなら、「東京マルイ コルトパイソン」のカートリッジで蓄光BB弾の代替にはなるかな・・・でも、メリットがない。


うーん、「蓄光パウダー」って水に溶けるかな・・・?ゲルボールに吸収されるといいんだけど。


「ポンポン銃」用に買った6mmのゴムBB弾もUVでかなり鮮やかな黄色で明るく光って見えます。これを撃ちながら、UVライトの設置を変えました。


東京マルイ コルトパイソン」でバスクリン・ゲルボールを後込めで撃った時の初速は、だいたい20-24m/sでした。4m先のターゲットにほとんど水平の弾道で当たるのでもう少し速いだろうと思ってたんですが、そうでもなかった。

体感では30m/sは行ってる気がするんだけどなぁ?

弾道は相変わらず、かすかにしか見えないです。これは単純にUVライトのパワー不足な気がします。もっと強力なのが欲しい(^^;)

調子がいいと3/6発くらいは、ターゲットに当たる。これは「Swiss K31」で蓄光ゲルボールを撃ったときより命中率は良いです。

“狙って撃った感”はある。

バスクリン水溶液で膨らませて東京マルイのエアリボルバーで撃つ。

大量に余っている使い途のない普通のゲルボールの消費の仕方としてこれはありかもしれない。

20240423

大量に余っている使い途のない普通のゲルボールの消費・・・ダメでした(^^;)

最初に買った30000発の多色のゲルボール、普通の水で戻したものがあったのでバスクリン水溶液に2日間浸け込んだものは、大きさマチマチ色合いも色々。パイソンのカートリッジの後端にも嵌らないほど小さいの、先端のパッキンで止まるもの・・・どっちもダメでした。後端で止まる大きさのものは砕けるし、先端で止まる大きさのもの(多分乳白色のもの)は止まると言っても6mmは無いらしくて、発射してもポトンでした。

普通にゲルボールブラスターで使う方が良かった。

今度は、最初からバスクリン水溶液で膨張させてみます。

20240424

「Bing Feng P90」付属の「GEL FIGHT GEL BALL」というロゴが付いたクリアブルーのゲルボールと、「X-SHOT HYPER GEL CLUTCH」付属のクリアオレンジのゲルボールをバスクリン水溶液で戻してみましたが・・・クリアタイプで色が着いているものはUVライトによる発光はあまり明るくないようです。やっぱり白、乳白色、半透明白がいいのかな。

通常光での見え方としては、クリアブルーは鮮やかなクリアグリーンになって綺麗でした。クリアオレンジの方は濁った黄色?あまり綺麗じゃなかったです。

「GEL FIGHT GEL BALL」の袋には英文の注意書きというか使い方が書かれていて、1000個のゲルボールに対して180mlの水(ミネラルウォーターとありました)。4時間以上、浸水させると7-8mmに膨張する。時間を増やしてもそれ以上大きくはならない。光と熱によって小さくすることができ、また水に浸けると大きさが元に戻る、と。

また、他のゲルボールの説明書では、保存は密閉容器に入れること。冷蔵庫には入れないこと。使用および保存?環境は10-40℃。というような注意書きをどこかで見た気がします(^^;)