Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

トイガン「マイクロダーツで“もっと”遊びたい」 更新:20240424

UDL2011でもトレーサーを使えるようにアダプターを作ったので、蓄光マイクロダーツを作ってます。

いまのところ、弾頭はBLS 0.12g 蓄光BB弾で、胴というか元はスポンジ(フォーム)製の部分を色々試して作ってます。

胴の部分をハードタイプのUVレジンで10mm程度の円柱で作ったものは、UDL2011で25m/s台まで初速は出ましたが、3m程度が限度。重量が約0.60gもあります。

一般的な赤い弾頭のマイクロダーツは、約0.17g。

初速が高めに出る白い弾頭のマイクロダーツは約0.19g。

もっと軽くするべきですね。

ということで、胴の部分が短いもの、中空のものなど色々作ってみました。実射はまだです。ハードタイプのUVレジンなので、撃つと壊れる可能性が高いので(^^;)

最近の自作マイクロダーツ色々

性能に期待できそうなのは下半分の“足付き”、“スカート付き”などです。

“足つき”はBB弾にフィンを付けたようなやつですが作るのが面倒だし、撃つと絶対足が取れるやつ(^^;)

“スカート付き”はBB弾に中空の円筒を付けたもので、短いの長いの、シリコンチューブで作ったものなど。軽くてエアーを受けやすいので性能期待できるんじゃないかなと。

一番左下のものは、胴の円筒部分もUVレジンでできていて薄くつくっています。昔のポリエチレン製7mmつづみ弾に一番近いんじゃないかな。

ポリエチレン製7mmつづみ弾・・・これがいまでも流通していたら・・・

「ハイパー道楽|つづみ弾 大特集! ビンテージ エアガン レビュー」
https://www.hyperdouraku.com/vintage/tsudumi-dan/index.html

「ヨネザワ モーゼル マーク2 カスタム用 7mm」とりあえず、これが目標ですかね。
https://www.hyperdouraku.com/vintage/tsudumi-dan/images/39.jpg


やっぱり「鼓(つづみ)」の形状の方がいいのかな?いまだに空気銃にも使われてるようだし。

まあ私の場合は室内のお座敷シューティング用なので、そこまで性能にこだわる必要はないかと思いますし、手軽に数多く作りたいとも思うので、胴の部分をシリコンチューブにして試作もしてます。

ソフトタイプのUVレジンを実際に使ってみないと分かりませんが、弾力のあるシリコンチューブなら、カートリッジに対するキツすぎ、ゆるすぎ問題を解消できるかも知れませんし。

写真では蓄光BB弾にシリコンチューブを瞬間接着剤で単純に接着しているだけですが、UVレジンで覆って弾頭と胴の段差をなくすこともできます。


ちなみに、“スカート付き”の短いものは約0.19g、長いものは約0.27g、シリコンチューブのものは約0.34gでした。

20240219

ソフトタイプのUVレジンと蓄光パウダーが届いたので、新たな蓄光マイクロダーツを試作してみました。

UVライト照射中
発光中

左から、

BLS 0.12g蓄光BB弾+ソフトタイプUVレジン 重量0.29g

イーグル模型0.15gBB弾+ソフトタイプUVレジン(蓄光パウダー入) 重量0.43g

ソフトタイプUVレジン(蓄光パウダー入) 重量0.27g

BLS 0.12g蓄光BB弾+ソフトタイプUVレジン (蓄光パウダー入) 重量0.33g

発光の様子を見ると弾頭部分も蓄光パウダーを混ぜたソフトタイプUVレジンで作ったもの左から3番目の「ソフトタイプUVレジン(蓄光パウダー入) 重量0.27g」が視認性が良いようです。トレーサーユニットを使って実射してみるまでは、まだなんとも言えませんが。

「イーグル模型0.15gBB弾+ソフトタイプUVレジン(蓄光パウダー入) 重量0.43g」は、着色レジンの内部に白い芯材があると発色が良いというのでやってみました。外部からの光を受けた状態ではこれがもっとも視認性が良いですね。白は光を反射しますから。

ちなみに「ソフトタイプUVレジン(蓄光パウダー入) 重量0.27g」のみで作った場合のコストは1発につき約5.20円です。

内訳は蓄光パウダー50g 980円、ソフトタイプUVレジン100g 1860円で0.27gの蓄光マイクロダーツが合計重量150gから555個作れるものとしました。

なお、BLS 0.12g蓄光BB弾は2700円で8333発なので、1発につき0.32円なので・・・自作の蓄光マイクロダーツは16倍のコストです(^^;)自家製なので仕方ないですね。趣味なので。

ただし、上の試算は単純計算でソフトタイプUVレジンと蓄光パウダーを1:1で混ぜた場合です。実際は、およそ12:1で混ぜてます。

正確に試算するなら・・・

試しに混ぜてできたのが、5.0gの蓄光レジンなのですが、ソフトタイプUVレジン 4.57gと蓄光パウダー 0.43gを混ぜてます。レジンに対して蓄光パウダーは約8%で済むようなので・・・1発0.27gに含まれるソフトタイプUVレジンは0.249g、蓄光パウダーは0.0216g。ソフトタイプUVレジン100gから401発作れる計算。蓄光パウダーは8.6616gしか使いません。金額にして169円だけ。

ということは、1860+169=2029円、401発作れるとして1発につき5.05円。誤差レベル(^^;)なので、ざっくり1発5円ということで。


蓄光パウダー、もっと多めに使ってもいいのかな。1割から2割程度がいいらしいというので、1割程度から試してみました。あまり多いと硬化しないらしいし。

20240221

映画見ながらUVレジンで試作して、ハードタイプも含めて30発ほど用意しました。

「UDL2011」の方は残念ながらハードタイプの方はほぼ使えず。ソフトタイプの方も使えるもの、使えないものがあってもったいないです。歩留まりが悪い。

カートリッジにパッキンが無いので、キツすぎる、緩すぎる、で使えなくなってしまう。カートリッジに弾力のあるパッキンがついていれば使えるんだけどなぁ・・・

「WICK WINCHESTER M1894 TACTICS」で使えるWICKシリーズ用のカートリッジにはパッキンが付いているのでほとんどの手製のマイクロダーツが使えます。

径が不揃いなので、大きすぎる場合は7mm径のポンチかヤスリで削ってしまいます。

「UDL2011」のカートリッジ、靴底補修などに使うゴム系接着剤をパッキン代わりにできないですかねぇ・・・やってみるしかないか(^^;)


自家製蓄光マイクロダーツ、一応発射できるにしても集弾性は悪いです。2.8m先の「SIIS HITSくん」に当たるか当たらないか・・・

作り方も含めて改良が必要です。

20240223

先日、AliExpressで購入して届いた白い弾頭のマイクロダーツ、「WICK WINCHESTER M1894 TACTICS」付属の白くて固い弾頭のマイクロダーツと初速を比較してみました。

AliExpressで購入した白い弾頭のマイクロダーツ

届いたものは色・形・サイズはそっくりですが材質が違うみたいで、カートリッジに入れた感じでは抵抗が少ないので緩め。なので初速は低いのではないかと予想。


「WICK WINCHESTER M1894 TACTICS」にはトレーサーを取り付けるための外径:14mm、内径:10mmのアルミパイプを挿入して以降、初めての初速測定です。このせいで全体的に低下するのではないかと思いました。それぞれ5発撃って、最高と最低を除いた3発の平均を出します。

白くて固い弾頭(WICK) 17.3-26m/s、平均:21.8m/s

白くて柔らかい弾頭 20.3-26.9m/s、平均:24.6m/s

これは意外な結果でした。

ですが、白くて固い弾頭(WICK)の方はもう6発しか残っておらず、白くて柔らかい弾頭の方は210発あるので、ある意味、都合の良い結果でした。

20240224

自家製蓄光マイクロダーツ、複製する型を変更し、UVレジンをソフトタイプに変えて、蓄光パウダーの混合比を変えて作ってみました。

UV LED照射中
発光中

複製の型を白くて固い弾頭のマイクロダーツの弾頭とナイロンワッシャーを接着したものに変更。右側の2つは蓄光パウダー8%(重量:0.32g)、左側4つは蓄光パウダー20%で肉厚(重量:0.38-0.39g)。

蓄光パウダーを20%に増量した方が視認性は良くなりました。

しかし、「UDL2011」での初速は9-20m/sで3mで山なり弾道。

また、「WICK WINCHESTER」のカートリッジに装填する場合、パッキンにはめ込むとまったく発射できず、見るとパッキンにはまったままびくとも動かず。ソフトタイプのUVレジンはエアーを受けると膨らむのだろうと思います。

パッキンよりも前に位置するように調整して発射すると・・・初速は一桁台が多いです。

円筒形なのでカートリッジ内での接触摩擦が強すぎるんだと思います。通常のマイクロダーツよりカートリッジ内壁が汚れやすいかも。



ソフトタイプならつづみ弾形状にするべきなのかな。ポリエチレン製のつづみ弾も空気圧を受けて裾が広がることでインナーバレルと密着して気密性が高くなるのでは?ミニエー弾と同じ。

円筒形だと気密性も増すけどカートリッジ内壁との摩擦力が強すぎて著しく減速するんだと思います。くびれが欲しい(^^;)

https://www.hyperdouraku.com/vintage/tsudumi-dan/images/07.jpg
通常のポリエチレン製のつづみ弾は空気圧を受けるスカート部分は裾広がりで変形してインナーバレルやカートリッジと接するのはスカート部分だけ見ると接触するのは縁の部分だけかな?

弾頭部分に関しては、通常のつづみ弾では弾頭部分がスカート部分の裾より小さくてインナーバレルやシリンダー弾倉?の内壁に接触しないか、半球状の円周の縁だけが接触しているはず。

発射されるとつづみ弾全体が傾くかクビレの部分で弾頭部分が傾いてバレル内壁に接触するはず。このときトイガンの一般的なつづみ弾は頭部が球面が多いですね。

「ヨネザワ モーゼル マーク2 カスタム用 7mm」の他の通常のポリエチレン製つづみ弾との違いは、円筒形の弾頭部分。縁は若干丸まっているようです。
https://www.hyperdouraku.com/vintage/tsudumi-dan/images/39.jpg
この形状がどう影響してるのか推測しかできませんが、初速は若干優れていたし、命中率・集弾性も優れていたようです。命中率・集弾性がいいということは弾道の安定性が通常の形状のつづみ弾より優れていたということなのでは?

カートリッジ式だったのでカートリッジ内での挙動にも影響していたでしょうね。

弾頭部分の摩擦は減速する力として働くはずですが、インナーバレルがルーズで押し出す空気圧の方が十分強ければ直進性を高める作用のメリットの方が強いのでは?と推測します。

つづみ弾の形状は発射後バレルから出た後は空気抵抗を受けて横転しやすいそうですが、このときひょっとしたら弾頭が中身が詰まった円筒形で重い方が弾頭の方から着弾しやすいのかも?


つづみ弾の形状も試したいですが、とりあえず、形状はほぼ現状のくびれのない寸胴のままで弾頭部分をハードタイプ、スカート部分をソフトタイプで作ってみたいです。弾頭部分は少し軽くしたいですね。

20240226

結局、若干、形状をいじりました。「Ver.3」?

UV LED照射中
発光中

プリン型?の弾頭の下に外径7mmの輪形を残してその下を若干削って裾広がりにして、接触摩擦を軽減できればいいなと。

材質も弾頭はハードタイプのUVレジンに蓄光パウダーを約15%の割合で混ぜたもの、輪形部分から下(だいたい)はソフトタイプのUVレジンに蓄光パウダーを約20%の割合で混ぜたものです。

理想は、弾頭から輪形部分までがハードタイプでそこから下のスカート部分がソフトタイプであって欲しい。弾頭も半分くらいは中空で、重量は0.20g以下で。

左から長さ約12mmのもの(重量:0.2-0.40g)、約10mmのもの(重量:0.19-0.24g)、右は出来損ないで長さ7.5mm(重量:0.23g)。

長さ約12mmのものに含まれる0.2gのものは長さは正確には11.4mmで弾頭部分もかなり中空みたいなので性能に期待できそうです。

長さ約10mmのものが作りやすくて重量も0.20g近辺に収まりやすいようです。

20240227

期待の長さ約12mm重量0.2gのものですが・・・まず、金属カートリッジに入らなくなってました(^^;)

おっかしいなぁ・・・完全硬化する前には内径7mmのパイプに入ったしもっと柔軟だったんだけど・・・ソフトタイプの割には硬すぎ。

結局内径7mmのパイプに入れてはみ出たスカート部分をカットしました。結果、約10mmに。

他の約12mmのものもカット。

で、「WICK WINCHESTER」で初速測定したところ、14-22m/s台でバラツキました。その上、スカート部分が割れたものがいくつか。割れたものは輪形部分の直下でカット。

現状の「WICK WINCHESTER」で白い弾頭のマイクロダーツが22m/s台で安定しているので、22m/s台出たものは一応成功といえると思います。

が、割れやすいのとソフトタイプにした意味が無いほど固いのが気に入りません。スカート部分は蓄光パウダーを混ぜないソフトタイプのUVレジンで作ってみようかと思います。

本当はもっと衝撃に強そうな・・・ポリエチレンで作れたらなと思うんですが・・・

そういえば型取りの「おゆまる」はポリエチレンだったはず・・・うーむ。


ちなみに不織布がポリプロピレンらしいのでアセトンで溶かせないかと不織布マスクを切り刻んでアセトンとジャム瓶に入れて一週間様子を見ましたが、全然溶けないので諦めました(^^;)

20240228

「柔らかプラスチック」も多分ポリエチレン。

20240229

参考のために、「UDL2011」でゲルボール(X-SHOT付属のオレンジ色)を撃ってみました。ノーマル状態だと大体26m/s近辺、14mm逆ネジ用インナーバレルを挿入した状態だと20m/s近辺でした。

「WICK WINCHESTER」は14mm逆ネジ用インナーバレルが簡単には抜けないので挿入した状態で、大体16m/s近辺。ゲルボールはカートリッジ後端のパッキンに嵌める形で装填。試しにカートリッジ前端に嵌める形で装填した場合は、大体8-9m/s。

マイクロダーツの方がマシのようです。

20240305

新しい型

作りたい型はアルミの丸棒で作ってあるんですけど・・・

20240307

「20240223」で書いたAliExpressで購入した柔らかい白弾頭のマイクロダーツ、弾頭部分が蛍光白でした。UVライトで探しやすくて良いです。

トイガンの弾は全部蛍光色で作って欲しい。


20240424

マイクロダーツを蛍光色塗装

これまで、散らばったマイクロダーツをUVライトで探すために弾頭部分に「ガンダムマーカー ガンダム蛍光グリーン」「ガンダムマーカー ガンダム蛍光ピンク」を塗ってましたが、弾道を見やすくするために後端というか底部に塗ってみました。

マイクロダーツが飛ぶ経路には、10WのUVライトが2つ、それに加えて60WのUVライトも後ろから照射するように設置しました(^^;)

10W2つでも見えますけど、プラス60Wの合計80Wで蓄光弾+トレーサー並に光って見えます。シューティングボックス内にもUV LEDのテープがあって10Wの電源で使ってるから、合計90Wですね。

60Wのものは発熱も大きいので使うときだけ電源ON。

UVライト使用時にはUVカットグラスなど使用推奨。私はトラスコのセーフティーグラス(オーバーグラスタイプ)を眼鏡の上から着けてます。

UVライトによる発光は、ゲルボールもそうだけど不透明な素材に不透明な蛍光塗料を使ったものの方が明るく鮮やかに見えますね。それと強力なUVライト。