Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

講談社「世界の戦争(7) ナポレオンの戦争」

読んでます。ヒトラーというとナポレオンを連想するのは両者ともロシアに手を出して無残にも敗退したからでしょうかねぇ。ヒトラー共産主義を憎んだと同時にナポレオンを越えようと思っていたに違いありませんね。


ロシアやソビエトという国家にと言うよりも広大かつ無慈悲な大地と躊躇なく注ぎ込まれる無数の生贄たる民の命、死をもたらす冬の低温に敗けたと言うか。


で、「世界の戦争(9) ヒトラーの戦争」と比べてしまうんですけど、フランス革命に関する纏まった記述が欲しかったですねぇ。当時から現代にまで受け継がれるナポレオン伝説やらよりも、大事だと思うんですけど。


なので自由国民社「戦争・革命でよむ世界史」のフランス革命の項を読んで、簡単な記述ですけど補完しながら読んでます。


トラファルガル海戦とネルソン、スペイン侵攻については詳しく書かれてますねぇ。この「世界の戦争」シリーズは複数の筆者の記事から成り立っていて統一感がないのが残念。


それとこれは他の歴史書にもよくあることなんですが、掲載地図に記事にでてくる重要な地名が記載されていない・・・。地図と記事の内容の連携が不完全です。


そういえば昔、美内すずえの漫画でナポレオンを扱ったものを読んだことがあります。「コルシカのサル」とかいう蔑称が印象に残ってます(^^;)