Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

天地明察 冲方丁

派手な面白みはないのに冒頭から引き込まれてます。青年コミックでも読んでるようなデジャヴと共に。あぁそうだ、人物描写が結構ありがちな漫画的なんですよ。でも嫌味は感じないんです。


何故、渋川春海?と思ったんですが、算術、囲碁・・・ときて成る程、「マルドゥック・スクランブル」のブラックジャックなどカジノでのゲームに関する理論面の熱心な言及を見ればこの作者の嗜好に合致する人物なんだろうなぁと。


ところで、冒頭、改暦の儀にちなんで暦を擬人化した美人画が江戸で人気だったという件でニヤマリw


実際あったことなんでしょう。日本人というのは・・・暦を擬人化したりOSを擬人化したり日本の「萌え」文化というのは昔からあったんですねぇ(^_^;)
(追記:いや待てよ?本当に擬人化といえるのか?昔見た時代劇で、何々小町と評判の美人をあれこれのマスコットのように結びつけて美人画を売っていたような・・・今でも例えば地域の特産品にちなんだミスコンをやって優勝者にミス何々と名付けているし・・・暦の擬人化というのは作者の勘違いなのでは?)