Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

METRO2033

届いていたので早速難易度NORMALでレッツプレイ。STALKERと類似の世界、といっても異常な世界がZONEに限られたSTALKERと違ってこちらは核戦争で地上が滅んだ世界なんですけど、ミュータントやアノマリーが出てくるし危険がいっぱいで心細さを味わいながら歩き回るという似たテイストではありますね。


アノマリーといってもZONEのアノマリーそのものではなくて異常な現象を引き起こす特異点の一般的呼称なんでしょう。


今、第二章のマーケット駅に着いたところです。ノサリスとかいうミュータントや野盗と闘いながらたどり着きました。今のところAIが馬鹿すぎるという印象はありません。音などには敏感に反応して攻撃してくるし。野盗のいる場所を抜けるときには一人目をナイフで倒したんですが声を上げて倒れたからか、すぐに見つかってしまいましたし。床には硝子の破片のようなものが落ちていて踏むと音を立てるのでステルスはそう簡単では無いように思いました。暗がりに潜んで動かなければいいのでしょうけど。


グラフィックに関してですがうちでは解像度はいつもと同じく720pでプレイしてます。AAは軽くかかってるみたいですが2xAA程度かな。ちょっとエッジが気になる事は確かです。物の影とか。最高の画質はハイエンドPCでDirectX 11の環境下で楽しめるんでしょうけども。


雰囲気は良いですね。レビューでよく見かける意見に私も賛成でFPSとしてはヌルイんでしょう。世界観、うーん世界観?・・・というか状況設定や舞台設定が、生き抜いてストーリーを先へと追うためにいろいろとやりくりしていくものでサバイバルシューターとパブリッシャーが言うのもうなずけるものなのでそういうのが好きな人には面白く感じられるでしょう。

(続き)

第三章が終わったところです。


ストーカー、出てきました。「STALKER」とほぼ同じ設定で。服装など確かめませんでしたがLonerのスーツに似ていたような気もします。ストルガツキー兄弟の「ストーカー」の影響もしくはゲームの方の「STALKER」の方の直接的な影響でしょうか。原作の「METRO2033」の方にも出ているなら大元のストルガツキー兄弟の「ストーカー」の方かも知れませんし、ゲームのみの登場ならさすが元「STALKER」制作に関わった人の会社というべきでしょうか。


相棒のブルボンを助けるミッション。Xbox Liveにプレイ動画がありましたが、実際にやってみたらトラップが何箇所かあって引っかかったり意外に難しかったです。


宗教者めいたカーンという男と出会った第三章の後半は印象的でした。残像のような影たちは広島の被爆者の影がイメージの元になってるかも知れません。


「STALKER」も原作の「ストーカー」の宗教的というか哲学的というか神秘的な雰囲気を活かしていたと思いますが、「METRO2033」にもその魅力はありますね。


S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl」が2011-12年頃の話?「METRO2033」ではその直後の2013年に核戦争が起きていてそれから20年後の話。直接繋がっていても不具合は無さそうです。


チェルノブイリ原発事故という災害が広く深く創作の原動力になっているという意味でまさに「チェルノブイリの影」はロシア・東欧に黒ぐろと残っているようです。


「METRO2033」を楽しむ上で「S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl」をプレイしておいて良かったと思います。まだ終わってませんけどね。また「METRO2033」が気に入った人には「S.T.A.L.K.E.R.」シリーズお奨めです。


それにしても共産党の扱いが酷い(^^;)確かに情勢が変わればコミュニストファシスト共にたちの悪い輩になるでしょうねぇ。


ゲームを語るときに「世界観」ってよく言われますがいつも疑問に感じるんですよねぇ。作者がこの世界をどう見るか・・・という意味なら分かるんですけど、例えば人間と、造物主がいて地球は造物主の実験場に過ぎないというのは世界観、世界観設定というんですかね?何か違う気がする。


例えばある男が生きている間この世を非情のものと見て己以外を信じず悪逆非道を尽くした後、臨終の間際にこの世の美しさ儚さに目覚めて尊ぶべきものだと感じた・・・というのは世界観の変遷と言ってもいいんだと思います。それがその男の世界観で状況に応じて時々に変化しても当然で中には全く変わらない固すぎる世界観の持ち主もいるでしょう。


どうも「世界観がよくできている」とかいう言い方は受け入れられないし、イメージとして胡散臭い感じも受けます(^^;)


脱線しましたが、ともかく個人的には十二分に楽しめる作品だと感じてます。ストーリーは大きく章立てで分かれているんですがその中で細かいエピソードごとにチェックポイントが設けられているようでクリアしたチェックポイントはロードの対象になります。ゲーム中自由にセーブはできないんですが、今のところチェックポイントはやり直しても不快にならない程度に細かくなっています。


日本語ローカライズは実にありがたく、出発地を旅立つ前に立ち聞きした核戦争勃発時、いちはやく壊滅したモスクワからの報復攻撃の命令を待ちながら徐々に連絡途絶していった原潜の話などこの世界の設定に厚みを与えてくれると思いました。「渚にて」のように一部の原潜はどこかに避難しているかも知れませんね。例えば南極とか?さすがにこのゲームの主人公が行けるマップはそこまで広くないでしょうけど、どこかでそういった原潜の残骸や元乗組員に遭遇するかも知れませんね。


居住場所になっている地下鉄駅の内部には物乞いも多く、通貨の銃弾を恵むとフラグが立つようです。もしかしたらエンディングを左右するのかも?冒頭、子どもが病気で、という父親に貸そうとしたらいきなり貴重な銃弾28発?も取られたようでアリャ?って感じです。ナイフ一丁とリボルバーしか持ってなくてこれから装備を整えて行くぞと言うところだったのでいきなり困窮(^^;)後で倍返しで返して欲しいものです。もっともその後でサブマシンガンや通貨には使えない一般的な銃弾も貰えたので進行には差し支えなかったですけど。


現在の持ち物はナイフ、スローイングナイフx1、44口径リボルバーサブマシンガン(通称バカマシンガン)、ショットガン、グレネード(というか導火線の付いた爆薬)、ガスマスクフィルターx6、救急キットx3、というところです。持ち物は迷うほど持っていけないので逆にSTALKERのようなジレンマは感じないかも知れませんね。スタミナゲージも無いので銃弾を大量に持ち歩いても動きに制限は生じないでしょう。


充電式のライトがいざというときに使えないと死活問題なので携帯充電器をシコシコしながら(^^;)歩かないと。通貨の銃弾があちこちにポツポツ落ちてるので駅は一応隅々まで歩いてます。リガ駅に売笑婦っぽいお姉さんがいましたねぇ。お金渡すとどうなるのか気になりましたが所持金は多くないので見送りました。後でロードしてトライしてみよう(^^;)


リボルバー、44マグナムのようで威力はあるんですが、武器庫で試射をしてみたら奥の瓶になかなか当たらない・・・さすが。そのうち銃身の長いものに買い換えたいですけど、今のところ接近戦が多いのでそれほど不便は無いです。