Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

逝ってしまったOPA637BP その後


WaveSpectraでスペクトラムを見ながらチェックして、どうしようもなくダメなペアと次にダメなペアとそれ以外を選別しました。どうしようもなくダメなペアをLPFに持っていくと発振してノイズがワーっと大きくなるので途中でDPF-7002改の電源を切らざるを得なくなります。


次にダメなペアをI/V変換につけておいても20kHz以上から10kHz辺りまでで-90dBくらいのピークが反復します。


残った比較的にマシな2ペアもI/V変換につけるとノイズレベルが高いことが分かります。OPA2134PA、OPA627BP、AD823ANと比べると+10dBくらいなのでダメダメです。今はI/V変換にOPA2134PA、OPA627BPをLPFにOPA637BPを付けています。これだとやっと1kHz以上で-120dB付近に落ち着きます。


S/N比で言えば、I/V変換にOPA2134PA、AD823ANをつければ十分なんですが・・・OPA627BPやOPA637BPにこだわりたいのは、入力換算雑音電流密度(Input Bias Current Noise)というのが可聴帯域全体で非常に低いのでI/V変換には最高だろうということでして・・・。AD797よりもこの辺が優れているのでこれしか無いかな・・・と。思ったのに、思ったのに〜。