Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

マルゼン ワルサーP99FS BB弾の傷


室内シューティングばかりなので最初のうちは発射した弾を回収して何度か使っていました。KHC SIG SAUER P228やKSC クーガーF、KSC USP compactなどでは一回目で回収したBB弾のうち傷のあるのはほとんど見当たらず、二回目、三回目で一握りのものに削れ痕の様に平らになった傷があるのに気づく程度で、汚れの方が先にひどくなって使うのを諦める程度でしたが・・・


マルゼン ワルサーP99FSで同じくプロターゲットに向かって撃ったBB弾を回収すると一回目でもかなりの割合で深い切り傷のような致命的な傷があることに気が付きました。


マガジンそのものを見てもこのように深い傷が付く要素は無い様に思います。怪しいと感じているのがマルゼンから取り寄せたパーツリスト上で54番の「BBストッパー」というテコというかレバー状のパーツです。


KHC SIG SAUER P228にも似たようなパーツがありました。これはトリガーとインナーバレルの動きに連動していてトリガーを引き始めるとインナーバレルが後退してチャンバーパッキンがマガジン内のBB弾を取りに行く際、この先の平たいレバー上のパーツがマガジンフォロワーを押し下げてチャンバーパッキンのガイドをする働きをするようです。そしてBB弾がマガジンから放出されるガスで発射された後でインナーバレルが前進して戻ると今度はチャンバーパッキンの入り口を塞ぐような形になります。


グリップの底から光を当てて見たところ、マルゼン ワルサーP99FSのBBストッパーも普段は起きた状態でチャンバーパッキンの入り口を塞いでいて、インナーバレルが後退するとチャンバーパッキンに押されて寝た状態になる様子が観察できます。


どうもこれがときどきBB弾に突き刺さっている気がします。これまでに何度かマガジン内に残弾がある状態でマガジンを抜こうとすると何かに引っかかって抜けにくくなることがありました。今日もそういう状態になったので抜いたマガジンを調べたら一番上のBB弾に真一文字に切り傷のような傷がありました。


いったいどうしてこんなことになっているのか、改善できるのか分解してみないと分かりませんので、明日にでも分解してみようと思います。

KHC SIG SAUER P228の連続写真





KHC SIG SAUER P228でマガジン内にチャンバーパッキンとBB弾ストッパーが入り込んでいる状態