やっとブー・ノイズから解放されました。
ノイズの音はhttp://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20010702/dal17.htm「藤本健のDgital Audio Laboratory」第17回:デジタル時代のノイズリダクション 〜 その1:ノイズの種類と、リダクションソフトの種類 〜のハムノイズhttp://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20010702/hum.mp3そっくりでした。この音は「シールドケーブルの反対側の先を指で触ることで起こしている」そうで、そのものズバリですね。
で、配線はこちらのページhttp://hp.vector.co.jp/authors/VA013337/audio/index.htmの自作インターコネクトケーブルの方向性のあるケーブルの内部接続図の(a)簡易版にしました。
実はこのページは今回のBELDEN 8412 2芯シールドケーブルを使ったラインケーブルの製作を始める前から見つけていたのですが、信号線以外の導線を送り側と受け側両方のプラグのボディに繋いでいる意味が納得できなかったので無視して別の配線方法を試したわけです。
で、信号線以外の導線に関して試した配線は・・・
①シールドと同様、送り側のみプラグ・ボディにハンダ付けして受け側を浮かした配線
②送り側、受け側双方未接続
③信号線と縒り合わせて送り側、受け側双方のセンターピンに接続
④送り側、受け側双方でプラグ・ボディにハンダ付けして接続
このうち④のみハムノイズがほとんど聞こえず実用的なケーブルになりました。
③などは1芯シールドケーブルと同じように思うんですが、ダメでした。ハンダ技術の未熟さからシールドが浮いていたかもしれません。
結果として使えるケーブルができましたが実のところ未だに釈然としません。2芯ケーブルの信号線以外の導線、仮にドレン線とみなすとして片浮かしのシールドと電気的に繋がっている上に送り側と受け側の機器のシャーシとも繋がっているのに繋げた方がノイズが少ないなんて・・・おまけに信号線に沿ってケーブル内を走っているのに。まだまだ勉強不足のようです。
ところで3回もハンダをやり直したりCRC 5-56漬けにしたりしたのでプラグは文字通りボロボロです。センターピンなんか緩んでしまって簡単に回ってしまいますし、センターピン周辺のテフロンの絶縁体はあちこちハンダごてによる傷だらけです。
こうなったらテスト用と割り切って、もう一度シールドにコンデンサを追加する方法を試した後で新しいプラグと付け替えようと思います。もったいないけど勉強になりました。というか理屈が良く分かっていないので経験を積みましたという程度かもしれませんが。
追記:今頃気が付きましたが、BELDEN 8412の導線って錫メッキの無酸素銅だったんですね。銀メッキかと思って銀ハンダ使っちゃいました(^^;)意味無いし、使いにくかったし・・・ムダですねぇ。素直に共晶ハンダかせいぜいオーディオ用ハンダというのを使っておけばよかったのに。