ジェヴォーダンの獣 ― スタンダード・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: 日活
- 発売日: 2002/08/23
- メディア: DVD
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フランス製エンターテインメント。インディアンのカンフーもどきアクションやら、法王庁の女スパイの美女やら「北斗の拳」に出てきたような手に鉤爪を着けて毛皮をまとった集団やら娯楽要素が過剰なくらい詰め込まれたものでした。
前半までは史実に記された範囲でジェヴォーダン地方の大量殺戮事件を当時の時代風俗たっぷりに歴史劇風におとなしく描き、後半は独自の解釈&自由奔放な冒険活劇として描いています。
これを一粒で二度おいしいと好意的に評価するか、前半は不要、あるいは後半は不要とみなすかそれは自由でしょう。
後半、義兄弟のインディアンを殺された主人公のランボーのようなワンマン・アーミーぶりには大笑いでした。
ところで、「ジェヴォーダンの獣」については未だに未確認生物のしわざか狼狂(ライカントロープ)か・・・真相は明らかではありませんが、犠牲者の数については「キャトル・ミューティレーション事件」同様、噂に尾ひれが付いて実際の数倍から数十倍の架空の数に膨れ上がっていたようです。
それというのも、伝聞を実地に調査した人間がいなかったり、そんな奇特な人間が現れるころには事件そのものが下火になってしまっていたからです。