怪奇探偵小説傑作選〈1〉岡本綺堂集―青蛙堂鬼談 (ちくま文庫)
- 作者: 岡本綺堂,日下三蔵
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2001/02
- メディア: 文庫
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先日、青空文庫上で岡本綺堂の「異妖の怪談集・近代異妖編」全編のテキスト化が完了したようなので、これを機会に岡本綺堂の怪異譚をCLIEにコピーしてバスの中などで読むことにしました。
今回読んだのが「青蛙堂鬼談」。百物語の一種でイントロ含めて12の短編が収められています。「猿の眼」「蛇精」「一本足の女」なども良いですが、私は「蟹」が好きです。怪異の元凶がはっきりと明かされないまま、濃厚な悪意が立ち込めています。その中で、人相見の占い師が禍を予見して避けるための方策を示唆しますが・・・。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000082/card1307.html
http://kaiki.at.infoseek.co.jp/
も参考に。