実家には古い家電がいくつもあるんですが、これは浴室の蛍光灯です。
実家の管理をするようになって20年以上経ちましたが、少なくともその20年間一度も蛍光灯、グロー管ともに交換してません。
10年くらい前に、冬の寒い時期にチカチカし始めてその時蛍光灯を交換しようとしたんですが、蛍光灯へのアクセスの仕方が分からず諦めてずっと放置でした(^^;)
最近では、点灯してからしばらく暗い状態でフッと消えたと思ったらチカっと明るく点灯する感じでしたが、もう限界を感じたので壊すの覚悟で内部へのアクセスを試みました。
型番も分からないので写真に撮って画像検索しましたが、似てるのはナショナルの玄関灯とキッチンの照明。
うろ覚えですが、昔、これは玄関先にあったような気もするんですが・・・?(^^;)
でも浴室にあるからパッキンがあるだろうし、両側にいかにもキャップのようなギザギザの刻み目が付いたパーツがあるのでこれを外すのだろうと当たりをつけて、ドライヤー、シリコンオイル、パーツオープナーを用意して、ドライヤーで温めて、シリコンオイルを垂らし、パーツオープナーで隙間を攻める感じで。
回りました。
キャップのようなパーツの裏にシールが貼られてました。
透明なカバーの外し方は分からないので、指先で蛍光灯を回して抜き取りました。型番はFL15ENW
これとグロー管を買って交換すればいいんでしょうけど、LED蛍光灯(LEDなのに蛍光灯とは)の方が安いのでそれと交換してみることにしました。グロー管の場所が分からなかったんですが、LED蛍光灯に置き換えるためにはグロー管を外さないといけないらしいので見つけなければ。
先程外したキャップのようなパーツは浴室内の位置関係では入り口に近い側で脚立に登れば手が届く場所でしたが、もう一方は浴槽の上あたりなので浴室の縁に登りました。
この、向かって左側のキャップをさっきと同様に外してどうにか中を覗くとグロー管は蛍光灯の裏側にありました。指で外せそうなことも実際に緩めることで確認しました。
中は綺麗でした。
外見は古臭くて小汚い照明ですが、ずっと使える状態でいてくれて・・・ほんとに愛しい(^^;)
こういう道具は大好き。
昔の蛍光灯は、安定器にPCBが使われているものがあるとかで一応気をつけなければいけませんが、そういうのは商業施設の照明に使われていたそうなのでこれは大丈夫でしょう。
パナソニックのHPを見ても照明器具の型番では対象のものかどうか分からないんですよね。「HW673」は生産終了品としても情報が出てこないし(^^;)安定器を確認しないとならないらしいですが。(シールに「K.E.K C8106 ランプ」とあるんですが、これは?)
能登半島地震で倒壊した古い家屋の中にはもしかしたら存在するかもしれません。
LED蛍光灯は注文したので、一旦キャップを閉じます。カチカチのOリングに一応シリコンオイルを塗っておきました。
20240204
交換しました。
グロー管を外して交換しただけ。明るさは変わりませんが、すぐ点灯するし新しいから途中で消えることもないので安心です(^^;)
直管蛍光灯をLED照明に置き換えたのは初めてです。電球型のものはあるけど・・・なるほど、グロー管を外しただけで安定器をバイパスしないと消費電力は蛍光灯のときと変わらないんですね。
まあ、グロー管+蛍光灯の価格より安かったし、結構です。あとは長寿命であってくれれば言うことなし。
1230円でした。ちなみにこの蛍光灯の設置は30-40年前くらいじゃないかな。一度か二度リフォームしてる部分なのでこの家では比較的新しいです(^^;)
リフォーム前はもっと狭小な浴室で最初の浴槽は木製だった気がします。ガス釜が浴槽直結で浴室内部にあったかと。