クイックスライドとの比較をするために久しぶりにリジェネレーターを試射して、分解もしました。
クイックスライドと較べて弾道は安定しないし狙いも付けにくいんですが、シリンダーの容積とスプリングが大型で威力はある。
クイックスライド
スプリング 外径:約29mm、長さ:約72mm、線径:1.7mm
リジェネレーター
シリンダー 外径:約34mm、長さ:約83mm
スプリング 外径:約32mm、長さ:約93mm、線径:1.7mm
またライフリングのような刻み目のあるオレンジ色のインナーバレル?の外径がほぼ22mmだったので、VP16と置き換えればステンレスパイプをインナーバレルとして使いやすいなと思いました。
このオレンジ色のインナーバレル、あってもメリットがあるように思えないので、交換してしまおう・・・
と、そう思ったので、やってみました(^^;)
今回はVP16をカットしたら面取り加工だけで外径調整のための無限皮むき地獄はないので、楽なものでした。
先日買ったステンレスパイプ用パイプカッター、大きくて重いけど使いやすいです。写真のように切断面にローラーがあるのがいい。ミニパイプカッターはここに隙間があるのでパイプが破損しやすい気がします。
これでステンレスパイプも使えるし、SCARバレルも装着できます。
20230623
どうも、うまくないですねぇ・・・
VP16のアウターバレルだけならX-SHOT弾を射出できるんですが、ステンレスパイプのインナーバレルを少し浮かせて被せても、数センチ浮かせてアウターバレルの入り口までにしても射出できません。
他のナーフエリート互換弾も同様でアウターバレルだけならいいんですが、インナーバレルを付けると被せてなくても射出できない。
このインナーバレルはクイックスライドに使ったのと同じなんで不思議。
フォアエンドでコッキングするんで、プランジャーの動きが伝わって何となく感じるんですが、射出できたときでもフォアエンドの戻りが二段階っぽい。空打ちのときと似てる。
うーん、まだ良くわからないけどシリンダー(プランジャーチューブ)に付いてる空気弁、前から邪魔だと思っていて・・・これのせいで空打ちではエアを噴出させることが出来ないX-SHOTでしか見かけたこと無い空気弁。昨日分解したときにも外してしまいたかったんですけど嵌っているツメが固くて壊しそうだったし、機能を理解してないので壊してしまっていいものか分からず見送りました。
でも、この空気弁が無ければインナーバレルに先込めでダーツを挿入して単発で射出できるはず。
フォアエンドの戻りが二段階なのも、ダーツ射出直後にこの空気弁が閉じてるからだと思うんですよね。
いま思いついたんですけど、プランジャーがシリンダーの奥に衝突するのを防止してるのかな。エアクッションか・・・これがないとプランジャーがシリンダーの前方の蓋のようなパーツに直接ぶつかって壊れやすくなるのかも。
クイックスライドのシリンダー長を測り忘れたんですけど、多分、リジェネレーターより短くてプランジャーの戻りも早いはずなんだけど、ダーツが動いて空気弁が動作するまでに吐出するエアの流速がクイックスライドの方が大きいのかも。
20230625
リジェネレーターは、プランジャー(ピストンヘッド)がプランジャーチューブ(シリンダー)の奥に到達する前に空気弁が閉まってしまうのかもですね。
プランジャーチューブ内に物理的な衝撃吸収材を付けることにして空気弁は除去してみたらどうなるかな?
ということで、プランジャーチューブから空気弁を除去して内部に厚さ1mmのブチルゴムシートを直径:約33mmに切り抜き、中央に直径:約20mmの穴を開けて入れました。
ブチルゴムシートは固定はしてませんが、いまのところ問題ないみたいです。プランジャーチューブの内側には元々ロート上に突き出た部分があってブチルゴムシートがずれにくいようになってます。
結果は・・・アウターバレルだけだとあまり変化無いように感じます。
ステンレスのインナーバレルを使った場合、X-SHOT弾は詰まりやすいです。少し浮かせて射出できた場合は・・・いいですね。「K2ブラスター」並みの威力と弾道の安定性を感じます。
ただ、X-SHOT弾は変なキノコ頭のせいで詰まりやすい(^^;)多分、これを削り取ればいけるかも。
そしてナーフエリート互換弾は・・・素晴らしいです。ステンレスのインナーバレルを完全に被せても射出できるし、やはり「K2ブラスター」並みの威力と弾道の安定性を感じます。
ただ、ハモニカタイプマガジンで72mmのナーフエリート互換弾やX-SHOT弾を使う場合はステンレスのインナーバレルを浮かさないとダーツがぶつかってマガジンが動きません。
そこでショートダーツ。「青龍丸」は残念ながら、中心の穴が浅いのでやはりインナーバレルを浮かさなければなりませんが、他の37mmショートダーツならインナーバレルをぴったり付けたままフォアエンドでコッキングすればマガジンが動いてダーツを射出位置にこさせることが出来ます。
威力と弾道は、72mmのナーフエリート互換弾の方がずっといいかな。弾頭が黒くて硬い若草色のバンブーダーツは約4m先のターゲットに山なりで到達。三節に加工したバンブーダーツはいい感じ。
そもそも72mmのナーフエリート互換弾をまともに飛ばせるブラスターにするのが目的でX-SHOTをいじり始めたので、どうにか目的を達成することが出来たかな。一発撃つごとにインナーバレルを動かさないといけないですけどね。
空気弁が無くなったので、先込め式もできるようになりましたが、内径:14mmのパイプではルーズすぎてX-SHOT弾でもゆるすぎてションベン弾になってしまう。
「Xing Shen FirePhoenix」から外したバレルを使おうと思いましたが、短くてアウターバレルの途中までしか届かない。それにバレルの内径が小さくてX-SHOT弾はバレルの入り口で止まってしまいます。
まあバレル入り口に詰めた状態でも発射できるんですけど、もっと長いバレルがいい。外径:16mm、内径:13mmのアルミのパイプは予備があるのでそれを使おうかな。
両端を面取り加工して外径:16mm、内径:13mmのアルミパイプを先込め式インナーバレルとして使ってみましたが・・・どうも弾道が不安定になります。13mmだとキツすぎるみたい。ナーフエリート互換弾をインナーバレルに押し込むときも結構抵抗あるので勢いが削がれてしまうのかな?
外径:16mm、内径:14mmのアルミパイプに戻して(すみません、外径:16mmのパイプはステンレスじゃなくてすべてアルミでした)、ハモニカマガジンを使った場合と使わずにインナーバレルをそのままチャンバーとして単発弾込めして使った場合で比べてみると、明らかにハモニカマガジンにダーツを格納して発射時にインナーバレルを被せる方が弾道の安定性は良いです。
試しにハモニカマガジンから弾頭がはみ出ない程度の長さに切ったナーフエリート弾は上記と同じく的を狙える弾道の安定性があるので、60mmにカットしたものもいくらか作ろうかと思います。