へー、池澤春菜が寄稿してるんですね。SF好きのようですね。初めて知りました。「渋ちゅ」の頃のカレー好きのお嬢様という印象しかなかったので(^^;)
10月号の「ミリタリーSF特集」のジョン・G・ヘムリイ「亀裂」は最後まで興味を持って読みました。ミリタリーSFといっても設定だけで本体はスコットカードの「死者の代弁者」とよく似た異文化理解の難しさでしたけど。「死者の代弁者」は「エンダーのゲーム」の続編ということで翻訳出版当時に即購入して読んだら随分期待と違うものでしたが印象に残ってました。
9月号のサミュエル・R・ディレイニー再入門の短編再録「時は準宝石の螺旋のように」・・・困ったことに。これのどこが面白いのか何が良いのかさっぱり分かりませんでした。SFっぽい小道具は出てきたものの架空の世界のクライムノベルって感じで読みながら先の展開にもさっぱり興味が持てず・・・これが1970年ヒューゴー／ネビュラ受賞作だと言われるとSFって一体・・・？？？少なくとも私の興味の埒外だなと思ってしまうんですけど、まぁSFと呼ばれるものの範囲は非常に広いというのが9月号、10月号の「SFスタンダードガイド」でも分かりますけどね。「老人と宇宙」「彷徨える艦隊」シリーズ読んでみたいですね。
その前にディックをもう一度読んでみようといくつか図書館に貸し出し申請してます。
