Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

沈まぬ太陽

前に駅の看板で見て気になっていたので録画して早回しで見ました。確か看板で見たときは「事実に基づいた」点が強調されていたように思うので映画の最初と終わりにフィクションであることが断り書きに出たことが意外で、事実と比較してどうなのかについて逆に興味がわきました。


御巣鷹山の墜落事故については私にも報道の記憶があるしフィクションにしようがない部分でしょうから、むしろ社内の人事に関することとか経営上の不正や不明瞭な部分、それが現在の日本航空にどう影響しているのかとかが興味の対象ですね。考証しているサイトでも見るとかしないと分かりようもないことですが、やはりというか・・・それに近いサイトがありますねぇ。


まあそれを鵜呑みにするのは危険でしょうけど、あとで見てみたいと思います。


それはそれとして・・・技術が進歩しても事故は起きるもの・・・ライト兄弟が飛行機を飛ばした頃からすれば限りなく事故が起きにくくなってはいるでしょうけど、それでも全世界的に見れば航空機事故は結構起きてますよね。で、まぁあくまで個人的な見解なんですが・・・例えば私の家族が事故に巻き込まれたら当然、会社側を非難したり謝罪や補償を求めますよ。他にしようがないですもん。


しかし被害者=善、加害者=悪と視聴者に思わせるのは作品として安直に過ぎるかと。亡くした人を返せとか会社が殺したとかは感情の発露として自然だとは思いますが、それは無批判に肯定されていいのか?と、疑問を感じますし、補償の金額が少なすぎるという訴えに関しては・・・交通機関の利用は事故もありうるという前提で自己責任で利用すべきだよなぁ・・・現代の日本人は生命の値段を高く見積もりすぎているのではないか・・・とか、いろんな人から批判されそうなことを考えてしまいます(^^;)


組合の活動もねぇ・・・本当に給与は低水準だったのか?整備などの人員削減は事故に直結しやすいだろうからそれに反対するような活動はよしとしても、ひょっとして賃金アップが人員削減の遠因になっていないか?とか。いやまぁそう単純な話ではないでしょうけど、ふと思いました。私個人は労使協調派かなw